BIOSTARのキューブ型ベアボーンPC「iDEQ 300G」のサンプルがフェイスに入荷した。発売日、価格ともに未定とのことだが、フェイスによれば近日中に販売がはじまる予定という。
BIOSTARのキューブ型ベアボーンPC「iDEQ 300G」 |
チップセットには“i915G”を採用し、LGA775に対応。まだBIOSTARのウェブサイトにも掲載されていない製品のため詳細は不明だが、OSを起動することなくラジオや音楽ファイルが聴けるオーディオコンポ機能を搭載するという。
マザーボード最前方、フロントパネルの直後にCPUソケットが位置しており、前面に取り付けられたファンでヒートシンクを冷却し、さらにダクトで後方に導いてチップセットのヒートシンクに風をあて、背面のブロアーファンで排出するというエアフロー構造で、風が前面から入って背面から抜けるようになっている。拡張スロットはPCI Express×16×1、PCI×1、DIMM×2で、電源容量は250W。ドライブベイは5インチ×1、3.5インチシャドウベイ×2で、前面にはカードリーダ/ライタも搭載されている。
内部。風が前面から入って背面から抜けるというエアフロー構造だ | 電源容量は250W |
また、ケースの構造も非常にユニーク。フロントパネルを含む前面~上部と、マザーボードが固定される底面~背面に大きく2分割されており、電源前方のちょうつがいでつながっているというもの。フロントパネルとドライブベイを大きく上にはね上げ、マザーボードに直接アクセスできるようになっているのだ。フレームの強度という点からは若干不利になると思われるが、キューブ型の域を超えた整備製の良さは大きな美点といえよう。
このように、フロントパネルとドライブベイを大きく上にはね上げ、マザーボードに直接アクセスできるようになっている |