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NEC、ノートパソコンに“ケナフ繊維強化バイオプラスチック”を採用と発表――“LaVie T”で実用化

2004年09月10日 23時58分更新

文● 編集部

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日本電気(株)とNECパーソナルプロダクツ(株)は10日、ノートパソコンの一部に“ケナフ繊維強化バイオプラスチック”を採用したと発表した。

“ケナフ繊維強化バイオプラスチック”は、炭酸ガス固定化効果の大きい植物“ケナフ”の繊維を、トウモロコシなどの植物を原料とするプラスチック“ポリ乳酸”に補強材として加えたもので、NECが2003年1月に開発を発表したもの。

“ケナフ繊維強化バイオプラスチック”を採用した“LaVie T”
“ケナフ繊維強化バイオプラスチック”を採用した“LaVie T”

“ケナフ繊維強化バイオプラスチック”を採用したのは、8日に発表したTVチューナー内蔵ノートパソコン“LaVie T”(『LT900/AD』『LT700/AD』の2機種)。SDメモリーカード/メモリースティック/xDピクチャーカード対応に対応したメモリーカードスロット“トリプルメモリースロット”に装着するダミーカードに採用したという。

NECでは、筐体に要求される難燃グレードの“難燃性バイオプラスチック”が実用化される予定の2006年までは小物部品に採用し、順次他機種にも展開を図り、2010年までにパソコンの筐体に使用するプラスチックの約10%を植物由来のバイオプラスチックに置き換えていくとしている。

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