アドビ、ユーザー向けセミナー“Adobe Video “DAY” 2004”を開催――Adobe Premiere Pro 1.5の機能などをデモで紹介
2004年07月29日 18時54分更新
会場となった原宿 クエストホール |
アドビ システムズ(株)は29日、東京・原宿の原宿 クエストホールで同社最新ビデオ編集関連製品の一般ユーザー向けセミナー“Adobe Video “DAY” 2004”を開催した。参加は無料で事前申し込みが必要だが、当日参加も可能。会場にはプロのクリエイターやクリエイターを目指す学生など、若い人を中心に300人程度が集まった。また、耳の不自由な方も参加されており、サポートのために同時手話通訳が用意された。
セミナー開始までに、Adobe製品で作成された映画/映像作品などがラッシュで紹介された。画面は今年春公開された映画『アップルシード』 |
同セミナーで紹介されたのは、今年4月に米国ラスベガスで開催された放送関連製品のトレードショー“NAB 2004”会場で発表された『Adobe Premiere Pro 1.5(アドビ プレミアプロ)』『Adobe Encore DVD 1.5(アドビ アンコール)』『Adobe Audition 1.5(アドビ オーディション)』『Adobe AfterEffects 6.5(アドビ アフターエフェクツ)』の4製品。
Adobe Premiere Pro 1.5を紹介したフィールドプロダクトマネージャーの古村秀幸(こむらひでゆき)氏は、リアルタイムプレビュー可能な機能/エフェクトが増加したことや音声/映像トラックとエフェクトなど一連の素材をまとめた“プロジェクト単位での管理”といったPremiere Pro 1.5の新機能に加えて、周辺機器を組み合わせた以下のソリューション提案も行なった。
- ソニー(株)/ソニーマーケティング(株)
- ベータカムテープ対応プレーヤー『J-10』『J-10SDI』『J30』『J30-SDI』
- ベータカムで収録/管理している映像素材をDV形式で出力してPremiere Proで編集を行なう
- ビデオディスクユニット『DSR-DU1』
- DVカムコーダー向けHDDパックで、IEEE 1394端子で接続して撮影した映像をHDDに記録して、Premiere Proから直接取り込み/編集が可能
- (株)Too
- SD/HD非圧縮ノンリニア編集システム
- 日本ヒューレット・パッカード(株)のグラフィックワークステーション“xW8000シリーズ”(Dual Xeonプロセッサー搭載)にビデオキャプチャー&プレイバックカード『DeckLink Extereme』、SCSI経由で米HUGE Systems社の高速HDDシステムを接続して、各種映像素材のノンリニア編集システムを構築(非圧縮でのHDキャプチャーは近日対応予定)
- (株)クレッセント
- 10bit非圧縮動画キャプチャーカード『Bluefish444 HD|Fury』
- YUV(4:2:2)形式の1080i/1080Psf/720pのHD映像の入出力をサポートする業務用ビデオキャプチャーカード。SDへのダウンコンバートやAES/EBUのデジタルオーディオインターフェースを搭載し、リアルタイムモニタリングも可能
ソニーマーケティング(株)のコンテンツクリエイション&コミュニケーションマーケティング部CCプロダクツNK1課の山本寛太氏 | J-10/J30の機能を説明 | (株)Tooのデジタルメディアシステム部営業1課の原 雅之氏は、SD/HD非圧縮ノンリニア編集システムを紹介。参考価格は199万8000円 | ||
なお同社では、同じイベントを8月6日に大阪・ハービスHALLで開催する。詳細は同社ウェブサイトを参照いただきたい。