Abit/恵安、AOpen/エーオープンジャパン
実売1万9000円前後(BE7-RAID)
実売1万6000円前後(AX4PE Max)
独立した5.1chサウンド出力をオンボード装備
――Abit BE7-RAID
写真1 AbitおなじみのジャンパフリーBIOSを搭載し、「Soft MenuIII」で細かくOC設定が行える。 |
【春の集中“自作”講座】「マザーボードのスペックを読む」。写真をクリックすると当該ニュースに移動します。 |
オンボードでUltraATA/133のRAIDコントローラHighPoint「HPT372」を採用するAbit「BE7-RAID」。特筆すべきは、バックパネルのサウンド用インターフェイスの充実だ。多くのボードが5.1ch出力時にライン入力とマイク入力を排他とするか、専用ブラケットを必要とするのに対し、BE7-RAIDは5.1chの3系統出力に加えて、オンボードでマイク入力とライン入力、デジタル出力を搭載している。TVキャプチャカードを普段から使用していて、かつサラウンド出力を併用したいといった場合に恩恵を受けられる装備だ。
写真2 BE7-RAIDのバックパネルには、オンボードで5.1ch出力とマイク入力、ライン入力、光角型のデジタル出力が搭載されている。 |
なお、RAID機能(と同時にUltraATA/133)を省略した下位モデル「BE7」も用意されており、実売1万6000円前後から入手できる。
BE7-RAIDの主なスペック | |
製品名 | BE7-RAID |
---|---|
チップセット(North/South Bridge) | Intel 82845PE MCH/ICH4 |
メモリソケット | DDR DIMM×3(最大2GB) |
拡張スロット | AGP×1、PCI×5 |
FSBクロック | 100~250MHz(1MHz刻み、BIOS) |
メモリクロック | FSB100MHz設定時 FSB:メモリ/1:1、3:4 FSB133MHz設定時 FSB:メモリ/1:1、4:5(BIOS) |
CPUコア電圧 | デフォルト~+5%、+10%、+15%(BIOS) |
DIMM電圧 | 2.5V~2.7V(0.1V刻み、BIOS) |
ボードサイズ | 305(H)×215(W)mm |
安定重視派、高機能派どちらも満足できる1枚
――AOpen AX4PE Max
写真3 Ti製IEEE1394コントローラを搭載するなど、高機能、安定性、OC機能とバランスが取れている。 |
アイドルの声が出たり、真空管を内蔵したりと、ちょっと変わり種製品もリリースしているAOpenだが、この「AX4PE Max」はごく一般的なi845PEマザーといえる。オンボード機能はシリアルATA&UltraATA/133に対応したPromise製チップによるIDE機能(RAID機能はなし)と、Ti製コントローラを用いたIEEE1394機能。また、光&同軸でのデジタルサウンド出力用のブラケットも付属している。なお、IDEチップとIEEE1394機能が省かれた「AX4PER-N」という製品も用意されており、こちらは実売1万2000円前後から。
写真4 Ethernet機能に「RTL8100B」、AC97コーデックに「ALC650」と定番的存在のRealtek製チップを搭載している。 |
さらに、ファンの回転制御や1MHz単位でのFSBの変更といったOC関連設定に、エラーを日本語で伝える「Dr. Voice II」など興味深い機能が目白押しだ。
AX4PE Maxの主なスペック | |
製品名 | AX4PE Max |
---|---|
チップセット(North/South Bridge) | Intel 82845PE MCH/ICH4 |
メモリソケット | DDR DIMM×3(最大2GB) |
拡張スロット | AGP×1、PCI×6、CNR×1(PCIと共用) |
FSBクロック | 100~248MHz(1MHz刻み、BIOS) |
メモリクロック | FSB100MHz設定時 FSB:メモリ/1:1、3:4 FSB133MHz設定時 FSB:メモリ/1:1、4:5(BIOS) |
CPUコア電圧 | 1.100V~1.925V(0.025V刻み、BIOS) |
DIMM電圧 | 2.5V~2.65V(0.05V刻み、BIOS) |
ボードサイズ | 305(H)×244(W)mm |