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オンキヨー、ホームネットワークの音楽データ配信に対応したレシーバー“AUDIO NETWORK RECEIVER”を発売

2002年10月08日 21時35分更新

文● 編集部

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オンキヨー(株)は8日、新開発のネットワークプロトコル“Net-Tune(ネット・チューン)”を採用したホームネットワークオーディオ機器の第1弾として“AUDIO NETWORK RECEIVER”『NC-500(S)』を12月に発売すると発表した。価格は5万円。

『NC-500(S)』
“AUDIO NETWORK RECEIVER”『NC-500(S)』

同社が独自に開発した“Net-Tune”はEthernetを利用してデジタル音楽を家庭内で配信するためのプロトコル。10/100BASE-TXポートを利用して接続でき、リアルタイムで音楽データを送受信するために最適化した制御方法の採用により一般のオーディオ機器と同じような操作性で音楽再生が行なえるのが特徴。デジタル音楽コンテンツの著作権保護にも対応しており、著作権保護された音楽データの再生や、ネットワーク経由での音楽データのデジタル録音は行なえないようになっている。同社では同プロトコルの普及のために仕様を公開している。今後、富士通(株)を含む各社から、Net-Tune対応サーバーが発売される予定という。

ロゴマーク
“Net-Tune”のロゴマーク

今回発表した“AUDIO NETWORK RECIVER”『NC-500(S)』は、Ethernetでホームネットワークに接続し、別売のホームサーバーに蓄積された音楽データ(MP3、WMA、WAV形式)を選択してストリーミング再生できるレシーバー。D/A変換時のパルス性ノイズ除去し、なめらかな信号を生成する独自回路“VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)”を採用しており、アンプ内蔵スピーカーや、オーディオシステムに接続して高音質で音楽を再生できる。曲の選択や再生などの操作は一般のオーディオ機器と変わらないという。Ethernet Hubを利用すれば複数のNC-500を接続することもできる(1台のホームサーバーで同時再生できるのは3台まで)。インターネットラジオの機能も搭載しており、ブロードバンド環境に対応していれば、インターネットラジオのポータルサイトに登録されたインターネットラジオ局の放送を選んで聴くことができる(英Imerge(アイマージ)社との提携により提供)。通常のFM/AMラジオチューナーも搭載している。

入出力端子は、10BASE-TX、AUX IN(RCA/ステレオ)、VARIABLE OUT(RCA/ステレオ)、FIXED OUT×1(RCA/ステレオ)、ヘッドフォン出力(ミニ/ステレオ)、コンポジットビデオ出力を装備する。オーディオ部の周波数特性は10Hz~20kHz(±3dB/VARIABLE OUT)。本体前面にはアルミパネルを、接続端子には金メッキ端子を採用している。本体サイズは幅205×奥行き279×高さ91mm、重量は3.9kg。消費電力は16W(電気用品安全法技術基準)。そのほか、アーティスト/アルバム/プレイリスト別に曲を呼び出すこともできる専用の高機能リモコンが付属する。

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