ウルトラコンパクトサイズのノートPC「VAIO U PCG-U1」に続き、デジタルカメラ「Cyber-shotシリーズ」にもズバリ「U」が登場した。「Cyber-shot U DSC-U10」は、手の中に収まるサイズながら液晶モニタやオートフォーカスレンズ(単焦点)を搭載するコンパクトカメラだ。
横長ボディのCyber-shotが手のひらサイズに
写真1、2 携帯電話よりも一回りコンパクトなボディ。さすがに最近の薄型ケータイに比べると分厚く見えるが、DSC-Pシリーズ伝統の“スティック形状”をそのまま継承している。 |
DSC-U10のサイズは約84.5(W)×28.6(D)×39.8(H)mm、一般的な大人で指2本分程度のコンパクトなボディに納まったデジタルカメラだ(写真1、2)。横長のボディは同社のデジタルカメラ「Cyber-shot Pシリーズ」伝統の横長ボディを継承しているが、Pシリーズとしては最小だった「DSC-P2」と比べても体積比で半分以下(約46%)というミニチュアサイズに収まっている。
背面に1インチのカラー液晶モニタを搭載する点(写真3)に加え、いわゆる“トイデジカメ”がパンフォーカス(固定焦点)レンズなのに対してDSC-U10は単焦点ながらオートフォーカスレンズを搭載するのも魅力だ。デジタルズーム機能も持たないものの、最短10cmから無限遠まで合焦し、風景やポートレート、花のアップまで撮影範囲は広い。
電源は入手しやすい単4ニッケル水素充電池×2本(電池2本と充電器が付属)を利用し、最大70分/1800枚(カタログ値:連続撮影)の撮影が可能だ(写真5)。
写真5 右側面は大きく開いて単4電池×2本とメモリースティックが入るのはCyber-shot P20/30などと同様だ(ただし、P20/P30は単3電池を使用)。付属の充電器は単3/単4兼用型。 |
写真6 上面のスライドスイッチで静止画撮影/再生/動画撮影を切り換える。右側面は電池/メモリースティックスロットのフタがあるが、ストラップ取り付け部も右側にあるため、ポケットやカバンから取り出しつつストラップに手を通して撮影するまで、持ち直す必要がないというのもありがたい。 |