Column ――開発者インタビュー
キータッチのフィーリングには試作を重ねた
――MURAMASAという愛称の由来は?
超薄型のシャープなデザインを日本刀のイメージに重ね、「MURAMASA」と命名しました。MURAMASA(村正)とは室町時代の伊勢国桑名の刀工、村正の手で作られた刀のことで、切れ味鋭い名刀として有名です。“Mebius MURAMASA”は、モバイルでの圧倒的な切れ味の良さという意味と、刀の鋭さをもって市場に“鋭く切り込む”商品になって欲しいという想いを込めています。
――もっとも苦労した点は?
しっかりしたキーボードの実現だと思います。キータッチのフィーリングについても試作を何度も繰り返しました。
――デザイン面でのこだわりは?
表示部を閉じていただくとわかりますが、本体側が液晶側より少し大きくなっています。これにより閉じた時に薄い板が重なっているようになり、より薄く見える視覚効果を狙っています。またアルミキャビネには特殊染色処理を施すことで金属の質感を残した仕上がりにしています。
――製品開発者として、この機種のもっとも気に入っている点は?
やはり薄くて軽いことです。書類と一緒に毎日通勤かばんにいれて会社と自宅を往復していますがまったく苦になりません。CFカードスロットがあり、PHSカードを直接使えることも気に入っています。
Mebius MURAMASA PC-MT1-H3Rの主なスペック | |
編集部予想価格 | 23万円以下 |
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CPU | 超低電圧版Mobile PentiumIII-500MHz |
チップセット | Intel 440MX-100 |
メモリ(標準/最大) | 192MB/192MB |
スロット数(空き) | 1(0) |
ハードディスク | 20GB |
光ディスク | CD-R/RWドライブ同梱(外付) |
ビデオ | ATI RAGE Mobility-M |
サウンド | AC'97準拠 |
液晶サイズ | 12.1インチ |
最大液晶解像度 | 1024×768ドット |
液晶輝度,コントラスト | 未公開 |
視野角 | 未公開 |
キーピッチ,キーストローク | 18mm,3mm |
特殊ボタン | なし |
外部インターフェイス | LANポート,USB×2,56kbpsモデム(V.90),外部モニタ,マイク,ヘッドホン |
カードスロット | PCカードスロット(Type II×1),CFカードスロット(Type II×1) |
オプションベイ | なし |
本体サイズ | 幅282×奥行き232×高さ16.6~19.6mm |
重量 | 約1.31kg |
稼働時間(標準バッテリ/大容量バッテリ) | 約3.3時間/約10時間 |
充電時間(標準バッテリ/大容量バッテリ) | 未公開 |
ACアダプタ(サイズ,重さ,ケーブル長) | 幅42×奥行き88×高さ26mm,230g,約3m10cm |
リカバリ方法 | 付属のリカバリCDより |
搭載OS | Windows XP Home Edition |
オフィスソフト | Microsoft Office XP Personal |
ウイルス対策ソフト | McAfee VirusScan v.4.5.1 |
付属品 | CD-R/RWドライブ |