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Mebius MURAMASA PC-MV1-SC1

Mebius MURAMASA PC-MV1-SC1

2003年06月19日 00時00分更新

文● 宇野 貴教

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Mebius MURAMASA PC-MV1-SC1

シャープ

15万9800円(SHARP ONLiNE価格)

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最薄部約26.4mmというスリムなボディを持ちながら、コンボドライブを搭載するスマートなB5サイズノートが「Mebius MURAMASA PC-MV1」シリーズだ。今回紹介する「PC-MV1-SC1」は、3月に発売された「PC-MV1-VC1」からMicrosoft Office XPをバンドル無しにした廉価モデルで、シャープ直販サイトにて販売されている。その代わり、本体価格は約2万円ほど安い15万9800円で販売されており、お買い得度が高いモデルに仕上がっている。



光ドライブ付きでモバイルOK
手にしたときのインパクトは抜群

本体前面 本体背面
写真1 前面はバッテリや電源のランプが3つのみとすっきりとしている。本体カバーは、中央に配置されたスライドタイプの固定器によりロックされる。写真2 背面にはUSB2.0が2系統、4ピンのIEEE1394端子、SーVideo出力が並ぶ。アナログRGB出力端子は、2つのUSB端子の間のカバーを開くとアクセスできる。

 本機の最大の特徴はスリムなボディである。薄いB5ファイルサイズのノートは数多くあるが、24倍速CD-R/RWと8倍速DVD-ROMのコンボドライブを内蔵しながら26.4~28.7mmの薄さを実現しているのは驚異的だ。重量も約1.96kgと軽く、コンボドライブを外してウエイトセーバに換装すれば約1.76kgまで落とすことができる。数値で表すといまひとつピンとこないかもしれないが、実機を触ってみると予想以上に薄く軽いことを驚きを感じることは間違いない。デスクノートとモバイルノートの両方の機能を金合わせて持つノートだと言える。だたしバッテリ性能はやや低めで、標準バッテリの駆動時間はメーカー発表値で約2.6時間とさほど長くない。モバイルメインでいくのなら、5.2時間の駆動時間を持つオプションのアドオンバッテリが必要となってくるだろう。

本体左側面 本体右側面
本体左側面。本体右側面。
写真3、4 左側面にはTypeIIのPCカードスロットが1つとアナログモデム、Ethernet、オーディオ関連の端子類とボリューム調整ダイヤルがズラリと並ぶ。逆に右側面にあるのはDVD-ROM&CD-R/RWコンボドライブのみとシンプルだ。

CPUは低電圧版Athlonを採用

キーボードはピッチ18mm
写真5 キーボードはピッチ18mm、ストローク2mmと標準的だが、タッチは押し初めのみ固さがある独特のもの。左ALTキー付近は極端にデフォルメされている。

 CPUはコストパフォーマンスに優れた低電圧版モバイルAthlon XP-M 1500+を採用する。チップセットはグラフィックス統合型の「VIA ProSavage DDR KN266」で、メインメモリはDDR SDRAMを標準で256MB(最大768MB)搭載する。基本的にコストパフォーマンス重視のスペックと言えるが、オフィスアプリやDVD鑑賞といった一般的な仕様用途でパワー不足を感じることはなく、満足の得られる性能は確保されていると言えるだろう。液晶は12.1インチXGAで、視認性のよい低反射ブラックTFTパネルを採用しているため画質は優秀だ。さらにDVDコンテンツの再生時に液晶画質を自動調整する「Movie Effector」機能を搭載するため、用途に応じて輝度などを手動調整する必要がない。

 インターフェイスはUSB 2.0が2つ、4ピンのIEEE1394が1つ、LAN、PCカードスロット、オーディオ出力と及第点をマークしているが、無線LANが搭載されていないのは残念なところである。また、USBとIEEE1394のポートが本体背面にあり、頻繁な抜き差しが行いにくいのもモバイルノートとしてはマイナスポイントだ。



天面 底面
天面。底面。
写真6、7 天板はシルバーボディにMURAMASAのロゴが刻まれている。左右の黒い部分は無線LANのアンテナを思わせるが、残念ながら標準搭載はされていない。薄さを実現させるためか、底面は凹凸が多い作りだ。コンボドライブはスライドスイッチにより、工具無しで着脱可能である。

 本機は光学ドライブ内蔵を感じさせない薄さで、モバイルでの実用に耐えうる重さと本体サイズを実現している。Office XPをバンドルソフトから外したことで、価格も15万9800円とリーズナブルになっている。B5ファイルサイズノートの購入を検討していて、重さよりも、光学ドライブごと持ち歩けることを重視するユーザーには魅力的なノートである。

PC-MV1-SC1の主なスペック
製品名 PC-MV1-SC1
CPU AMD Athlon XP-M 1500+(FSB266MHz)
チップセット VIA ProSavage DDR KN266
メモリ(最大) PC2100対応DDR SDRAM 256MB(768MB)
グラフィックス チップセット内蔵
液晶 12.1インチTFT液晶/1024×768ドット(1619万色)
HDD 約40GB
FDD なし
光メディアドライブ CD-R/RW&DVD-ROM対応コンボドライブ(CD-R24倍速/CD-RW10倍速/CD-ROM24倍速/DVD-ROM8倍速)
スロット PCカードTypeII×1
通信 Ehternet(10/100BASE-TX)/モデム(V.90対応)
I/O USB 2.0×2/IEEE1394/S-Video出力/アナログRGB出力/ヘッドフォン出力兼光デジタル出力/マイク入力
バッテリ駆動時間 約2.6時間(JEITA測定法Ver.1.0)
サイズ 282(W)×232(D)×26.4~28.7(H)mm
重量 約1.76kg(ウエイトセーバ装着時)
OS Windows XP Home Edition SP1

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