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Mebius MURAMASA PC-MT1-H3R

Mebius MURAMASA PC-MT1-H3R

2002年02月01日 23時39分更新

文● 別冊ASCII編集部・吉川 大郎

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薄いといいことが
あるのだろうか?

 薄いと何かいいことがあるのか? こうした疑問を持っている方もおそらく多いだろうが,その回答のひとつが,1.31kgの軽量さに対し,液晶画面が12.1インチと広いということだろう。1.31kgというと富士通のLOOX Tが1.3kgで液晶画面は10.6インチ。もちろん全然コンセプトの違うマシン同士ではある。しかし,ということは逆に,軽くて大画面のノートPCがほしいユーザーであれば,MURAMASA,という結論にもなる。MURAMASAの液晶に関してはもうひとつ。シャープの低反射ブラックTFTの採用を挙げておく。低反射ブラックTFTとは,外光の反射を抑えることで黒色を締まらせ,文字や画像を鮮明に表示する仕組みのことだ。実際,他機種を横に置いて視点をずらし,室内蛍光灯の写りこみ具合を見てみたのだが,確かにMURAMASAのほうが写り込みにくかった。また,暗い部分は暗く,その分明るい部分が浮き上がるくらい鮮明に見える。たとえば,紺色や黒といった背景の壁紙を選ぶと,普段見慣れたWindows XPのデスクトップと明らかに印象が異なり,より全体が暗く見える。だが黄色のフォルダアイコンや,白が基調のアイコンに目を移すと,くっきりと浮かび上がって見えてくるのだ。製品選択のポイントとするまでは至らない特長ではあるのだが,買ってうれしい点のひとつである。ただ,液晶画面の例に漏れず,上下の視野角はあまりないようで,少し目線を上下にずらすと,画面が青みがかったように見えてしまう。これは他の製品も同じなので,MURAMASAだけがそうだというわけではない。

本体左右側面。
本体前面および背面。

小さい。折り畳み式の携帯電話と,体積は同じくらいだろう。これは極めてうれしいポイントだ。
 薄さに関してのメリットはもう1点,鞄への収まりの良さが挙げられる。やはり厚さのあるマシンでは,荷物が多い場合は鞄が出っ張る。実際鞄の中に入れてみると,その収納性のよさにビックリするだろう。これは,購入検討の際にはプラスのポイントとして数え上げても構わない。チョット分厚い書類と同程度の厚さというのは,それだけで携帯性に大きく貢献するからだ。



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