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PCG-QR3/BP

PCG-QR3/BP

2001年11月27日 20時55分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・山崎 敦

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ハードウェアの基本スペックも充実

インターフェイス類は、右側面にTypeII×2(TypeIII×1)のPCカードスロット、i.LINK(4ピン)、USB、ヘッドフォンおよびマイク、背面にモデム、10BASE-T/100BASE-TX対応のEthernetポート、外部モニタおよびUSB、左側面にMagicGate対応メモリースティックスロットを装備する。
 PCとしての基本スペックは、CPUにMobile Celeron-750MHzを搭載し、メインメモリは2つあるSO-DIMMスロットの1つに標準で128MBのモジュールを装備し、最大256MBまで拡張できる。UltraATA/100接続のHDDは20GBの容量を持ち、ATRAC3やMP3、WMAなど圧縮された音楽データなら数千曲を保存できる。画面表示は「i815EM」チップセットのビデオ機能を利用し、13.3インチTFT液晶に1024×768ドット/フルカラー表示が可能だ。

 本体に装備するインターフェイス類は、右側面にTypeII×2(TypeIII×1)のPCカードスロット、i.LINK(4ピン)、USB、ヘッドフォンおよびマイク、背面にモデム、10BASE-T/100BASE-TX対応のEthernetポート、外部モニタおよびUSB、左側面にMagicGate対応メモリースティックスロットとなる。A4サイズのノートPCとして拡張性は申し分ない。



PCG-QR3/BPのデザインに合わせて2色成型のキートップにオリジナルフォントを採用するなど凝ったキーボードが採用されている。サイズは十分だがタッチは好みが分かれそうなので、実際に店頭で触ってみることをお勧めする。

 キーボードは2色のプラスチックを一体成型したキートップに、ボディデザインに合わせたポップなフォントを印刷した凝ったものだ。タッチはほかのVAIOノートに比べてクリック感や反発力が不足しているわけではないが、若干ペチペチした軽い印象がある。ただしピッチは18mm、ストロークは3mm確保されており、サイズは十分で配列にも無理はなく不満は少ない。また、タッチパッドに加えてメニュー階層を戻るためのバックボタンが付いたジョグダイヤルを装備しており、使い勝手は良好だった。



キーボード右上には回してメニューから項目を選択し、押し込んで決定するソニーお得意のジョグダイヤルを装備する。メニュー階層を戻るためのバックボタンも備わるため、慣れると非常に使いやすい。

 ASCII Labs.製のバッテリベンチの結果は約1時間2分と心もとないが、重量が約2.7kgもあるA4サイズのノートPCを持ち歩いて積極的に屋外で利用するシーンはあまり多くないと思われる。必要なら重量約390gのACアダプタを一緒に持ち歩けばいいだろう。

従来のPCG-QRシリーズ同様に本体のイメージに合わせたマウスカバーが標準で付属する。オプションのマウス「PCGA-UMS1/A(オープンプライス)」に装着すれば、PCG-QR3/BPにピッタリのマウスに早変わりだ。

 価格はオープンプライスで、SonyStyleでの販売価格は16万9800円となっている。これまでのPCG-QRシリーズに比べ音楽を楽しむという点で大幅な機能強化が図られ、さらに従来どおりOffice XP Personalやソニーオリジナルアプリを豊富にプリインストールするなど一般的なホーム/ビジネスユースにも利用できるPCG-QR3/BPは、遊び心を持った低価格ノートPCとして非常に完成度の高いマシンに仕上がっている。


PCG-QR3/BPの主なスペック
CPU Mobile Celeron-750MHz
メモリ 128MB
液晶 13.3インチTFT
解像度 1024×768ドット/フルカラー
HDD 20GB
CD-RW&DVD R8倍速/RW4倍速/DVD8倍速/CD24倍速
通信 モデム/LAN
サイズ 322(W)×256.5(D)×52(H)mm
重量 約2.7kg
OS Windows XP Home Edition
Officeアプリ Office XP Personal

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