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デジタルカメラ用純正水中ハウジング一挙レビュー

デジタルカメラ用純正水中ハウジング一挙レビュー

2001年08月09日 20時11分更新

文● 周防克弥

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コンパクトサイズと豊富な周辺機器が魅力のソニー Cyber-shot DSC-P1用

マリンパックMPK-P1にP1を装着したところ。ハウジングのロック機構をグリップ併用にしている製品が多いが、これはロックが反対側(左手側)に付いており、右側には独立したグリップが付いている。グリップやロック機構部分は柔らかめのプラスティックなので、水中でぶつけてもショックは少ない。

 ビデオカメラなども手がけるソニーは、「Cyber-shot DSC-P1」用として「マリンパックMPK-P1」(2万3000円)を発売している。P1の小型なボディに合わせてかなり小さなハウジングとなっている。P1のボタン類は小さく、普通に持っても操作がしにくい場合があるが、ハウジングではそれらを巧く処理をしており、近接しているボタンでも誤操作しにくいように配置されている。しかし、それでも露出補正や絞り、シャッター速度の変更を行う十字ボタンは近接しており、グローブをしている状態では押しにくいほどまとまって配置されている。背面の左側にあるボタンは操作できないが、動画再生時のボリューム調整とプログラムオート時のシーン選択のボタンだけなので、使用には不便はない。



マリンパックMPK-P1の背面。ハウジング本体にも各ボタンやレバーの機能がアイコンで表示されており、外部から確認しやすい。シーンセレクトプログラムの切り替え、ボリューム調整、液晶表示ON/OFFが操作できないのと、液晶の情報表示切り替えも操作ができず、あらかじめ表示をオンにしておかないとメモリの残量がわからないのは少々不便。

 ソニーはビデオカメラ用の水中ハウジングも発売しており、共通で利用できるアクセサリも用意されている。P1用としては、水中でも明るさが保てるように「水中ビデオライトHVL-ML20」(3万5000円)と、専用の取り付け「アームキットVCT-MP1K」(2万2000円)が用意されている。さらに、水中では色合いが偏ることを考慮して、色彩を強調するカラーフィルタと接写のための減光用フィルタのセット「MPK-P1用カラーフィルターキットVF-MP1K」(VF-MP1K:1万2800円)も用意するなど、周辺機器も充実している。



別売りの水中ビデオライト HVL-ML20を装着するとかなり本格的。装着にあたっては「MPK-P1用アームキット VCT-MP1K」を利用し、ライト用のバッテリとして同社のビデオカメラ用インフォリチウムバッテリパックが必要となる。

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