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【MACWORLD/NY 2001 Vol.5】基調講演詳報その2──驚くほど速くなったMac OS X 10.1は9月にリリース予定

2001年07月20日 02時10分更新

文● 林 信行

“MACWORLD/NY 2001”のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏基調講演の最大の目玉は、『Mac OS X』最初のメジャーアップデートとなるMac OS X バージョン10.1のデモだろう。

『Mac OS X v10.1』のすばらしさについて語るジョブズCEO
『Mac OS X v10.1』のすばらしさについて語るジョブズCEO
スクリーンに映し出された“10.1”
スクリーンに映し出された“10.1”

Mac OS Xは3月24日のリリースからわずか4ヵ月の間に、すでに3回ほどアップデートが行なわれている。同OSにはインターネット経由で、自動的にOS機能を更新する機能がついており、最新版10.0.4はおよそ3万件のダウンロードが行なわれたという。ジョブズ氏は「これぞMac OS Xを日常的に使っているユーザーがいる証拠だ」とした。

Mac OS X 10.0.4はおよそ3万人がインターネット経由でアップデートを行なった
Mac OS X 10.0.4はおよそ3万人がインターネット経由でアップデートを行なった

さて、9月にリリースを予定しているMac OS X v10.1は、これまでのようなバグフィックスではなく、OS全体に手が加えられた初のメジャーアップデートであり、ジョブズ氏は、10.1ではユーザーから最も要望が高かった改善から行なっていったと語っている。

まず、なんとっていも要望が多かったのがパフォーマンスだ。

メニュー表示やアプリケーション起動など、これまでのMac OS Xは基本となる点のパフォーマンスが今ひとつだった
メニュー表示やアプリケーション起動など、これまでのMac OS Xは基本となる点のパフォーマンスが今ひとつだった

Mac OS X v10.1では、メニューの表示やウィンドウの書き換えも大幅にスピードアップしている。またログインにかかる時間も短縮しているという。ジョブズ氏が実際に行なったデモでは、ほとんどのアプリケーションが、ドック内のアイコンが1度飛び跳ねる間に起動し終わった(これまで、例えばInternet Explorerは5から6回飛び跳ねても起動しないことがあった)。

アプリケーションを一斉に起動しているところ。起動速度の速さは圧巻だ
アプリケーションを一斉に起動しているところ。起動速度の速さは圧巻だ
Internet Explorer 5.1を搭載
『Internet Explorer 5.1』を搭載

Aquaインターフェースも大幅に改善された。まずはドックが画面の下だけでなく、左右へも移動可能になった。さらにウィンドウ最小化アニメーションも従来の“ジニー”に、2種類加わっている。ジョブズの講演では“スケール”というアニメーションが紹介された。またメニューバーの右上にはシステムメニューという項目が加わっている。これは音量や画面解像度などの頻繁に変えるシステム設定を切り替えるためのものだ。さらにカスタマイズ機能も強化されているという。

これが新しいエフェクトの“スケール”
これが新しいエフェクトの“スケール”
ウインドウがだんだん小さくなって
ウインドウがだんだん小さくなって
ドックに収納される
ドックに収納される。このほかに“サック”というエフェクトもある
ウインドウのリサイズも高速になっていて、Finderがかなり快適に使えるようになった
ウインドウのリサイズも高速になっていて、Finderがかなり快適に使えるようになった
カラム表示は隠しコマンドで幅を変えられる
カラム表示は隠しコマンドで幅を変えられる

一方で、Macintoshのデジタルハブとしての機能も大幅に強化されている。『iTunes』に続いてDVD再生機能やFinderのCD-R書き込み機能(CD-Rをあたかもハードディスクなどのようにして扱える。ただしファイルの消去/書き換えはできない)なども実現する。さらにデジタルカメラとの連係機能も強化されており、カメラをつなぐだけで自動的にウェブページを作るといったことも可能だ(『ImageCaptureというソフトを使う』)。ただし、このデジタルカメラのデモ中、カメラの電源が入らないというアクシデントもあった(結局、講演の最後の最後でもう1度、デジタルカメラのデモに挑戦して成功した)。

iTunes、iMovieに続き、ついにDVD再生なども可能になった
iTunes、iMovieに続き、ついにDVD再生なども可能になった

またデモは行なわれなかったが、印刷機能では200種類以上のPostScriptプリンターに対応し、旧Mac OSの『LaserWriter 8』相当の機能も利用可能になる。さらにUSBプリンターとのプラグ&プレイ接続も改善する。

システム音量調整などを行うとこのように画面にその旨が表示される
システム音量調整などを行なうとこのように画面にその旨が表示される
CD-Rへの書き込み(バックアップ機能も10.1から標準搭載となる)
CD-Rへの書き込み(バックアップ機能も10.1から標準搭載となる)

ネットワーキング機能では、要望の多かったAppleTalkプロトコル上でのファイル共有(AFP共有プロトコル)に対応し、さらにWindowsの共有フォルダへのアクセスを実現する“SMBクライアント機能”も標準搭載された。さらに“iDisk”への接続がWebDAV技術ベースに移行するため、これまでのように接続が切れることが減り、より安定したアクセスができるようになる。また当然といえば当然だが、Air Macベースステーションの管理機能もついに搭載する予定だ。

Mac OS X v10.1はすべてのMac OS Xユーザーに無償のアップデートとして提供される
Mac OS X v10.1はすべてのMac OS Xユーザーに無償のアップデートとして提供される

待望の『Mac OS X v10.1』は9月のリリース予定(タイミング的におそらく9月26日にパリで開催するApple Expoだろう)で、これは旧Mac OSからMac OS Xへの移行にかかる1年間を時計に見立てると、ちょうど6時、つまり半分のところになる。ジョブズ氏はこの時点ですでにOSのメジャーアップデートを提供できるのはすごいことだと力説した。

Mac OS X v10.1が登場する9月。アップル社はMac OS Xリリース半年目を迎える。同OSへの移行も後は下り坂になればいいのだが
Mac OS X v10.1が登場する9月。アップル社はMac OS Xリリース半年目を迎える。同OSへの移行も後は下り坂になればいいのだが

聴衆はMac OS X v10.1の新機能にかなり期待が高まっている様子だった。

(基調講演詳報その3に続く)

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