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K7MG Pro

K7MG Pro

2001年05月01日 12時14分更新

文● 鈴木雅暢

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K7MG Pro

MSI/エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパン

オープンプライス(実売2万円前後)

MSIの「K7MG Pro」は、チップセットにALi(Acer Laboratory Inc.)のALiMAGiK 1を搭載したAthlon/Duron用マザーボード。Athlonプラットフォームに抜群の実績を持つMSIのボードということでその仕様と性能は、ALiMAGIK 1のポテンシャルを探るという観点からは興味深い。

チップセットにALiMAGiK 1を搭載

ALiMAGiK 1の機能
 世界初のAthlon用マザーボード「MS-6167」の成功以来、常にAthlonプラットフォームをリードしてきたMSI。このところ立て続けにAthlon/Duron用プラットフォームをリリースしているが、この「K7MG Pro」はチップセットにALi(Acer Laboratory Inc.)のALiMAGiK 1を搭載していることが最大の注目点だ。市場に登場したALiMAGIK 1搭載マザーボードとしては、Iwill「KA266/KA266-R」、Trancend「TS-ALR4」、ASUSTeK「A7A266」に続く5枚目。メジャーメーカーとしてASUSTeKの後にMSIが続いたことで、ALiMAGiKが本格的にAthlonプラットフォームのメインストリームへ加わったと言えそうだ。

 ALiMAGiK 1は、North BridgeとSouth Bridgeの2チップで構成されるチップセット。North Bridge「M1647」は、PC2100/PC1600のDDR SDRAMをサポートし、最大メモリ搭載容量3GB、FSB266MHz、AGP4xなど最新の規格に対応。これと組み合わせるSouth Bridge「M1535D+」も、UltraATA/100対応のIDEコントローラ、スーパーI/Oコントローラ、AC'97オーディオ、2つ(最大6ポート)のUSBコントローラなどを内蔵しており、仕様的には、メインストリーム向けチップセットとしての条件を満たしていると言える。チップセット間の接続はPCIバス(帯域幅は133MB/秒)で、この点では266MB/秒の帯域幅を持つV-Linkを持つ「Apollo KT266」に見劣る。なお、各チップセットの機能比較表は、「K7T266」(MSI)のレビュー内の表を参照してほしい。



ALiMAGiK 1の核となるNorth Bridge「M1647」。FSB266MHz、DDR SDRAMをサポートする。
M1647と組み合わせるSouth Bridgeとして一般的なのは「M1535D+」。UltraATA/100対応IDEコントローラ、6ポートのUSBコントローラなどを内蔵する。

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