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GA-7DXC

GA-7DXC

2000年12月08日 14時59分更新

文● 丸尾

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ベンチマークテスト
DDR SDRAMの威力やいかに?

 さて、ここからはGA-7DXCと付属のDDR SDRAMを利用して、さまざまなベンチマークテストを行い、Athlon&DDR SDRAMプラットフォームのパフォーマンスを検証していこう。CPU、HDD、ビデオカードには同じものを利用したイコールな条件でPC1600 DDR SDRAMプラットフォームとPC133 SDRAMプラットフォームを比較してみた。詳しいベンチマーク環境は次の表のとおりである。

 また、販売元の保証対象外ながら、Athlon-1.13GHzを利用して、FSB133MHzでも動作させてみたのだが、動作はするものの、編集部の環境ではほとんどのベンチマークが完動しなかった。BIOSでメモリのレイテンシの値やAGP周りの条件を緩和してみたが症状は変化はなかった。現状ではFSB266MHz対応のCPU、マザーボードが他にないため、単なるパーツとの相性なのかCPUやマザーボード、メモリのどれかに原因があるのか切り分けることができないが、このあたりに動作保証対象外にせざるを得なかった理由があるのかもしれない。

メモリ DDR SDRAM PC133 SDRAM
チップセット AMD761+686B Apollo KT133
マザーボード GA-7DXC MSI K7T Pro
ビデオ Leadtek WinFast GeForce256/DDR(32MB) Leadtek WinFast GeForce256/DDR(32MB)
ビデオドライバ Detonator3(6.31) Detonator3(6.31)
HDD Seagate Barracuda ATAII 100 Seagate Barracuda ATAII 100
OS Windows Millennium Edition Windows Millennium Edition
追加ドライバ等 AMD AGP Miniport Driver 4.80、VIA IDE BusMaster Driver 2.1.50 VIA 4 in1 Driver 4.25a、VIA IDE BusMaster Driver 2.1.50


WV32-MEMORY

編集部オリジナルのベンチマーク「WV32」。リード性能のみKT133環境に5%劣るが、ライトで23%、ミックスでは15%パフォーマンスアップして、総合では16%のアップ。CPUのクロックが異なると各種レイテンシや、2次キャッシュの速度に影響するため、単純な比較にはならないが、1.13GHzのデータも掲載している。CPUのクロックが異なるものの、PC2100(CL=2.5)ではライト、ミックスともにKT133(CL=3)に比べて42%の性能アップを見せている。FSB266MHz環境で完動させられたのは結局これだけだが、高いポテンシャルを感じさせる結果となっている。全般的にリード性能が低調なのは、現在のテストプログラムがメモリのレイテンシに大きく左右される設計になっているためのようだ。Athlonはメモリリオーダーバッファが大きく(=レイテンシに左右されにくく)、PentiumIIIに比べるとWV32でも比較的値が出るが、十分ではなかったようだ。
 

Super π

最もポピュラーな104万桁。1024×768ドット/16bitカラー/85Hz。メモリ性能やディスク性能を大きく反映するプログラムとして有名だが、ここでは大きな成果を見せた。PC133(CL=3)比で16%、PC133(CL=2)比でも13%という明らかなパフォーマンスアップを見せている。

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