Blu-rayディスクドライブをサポート
Windows 7は標準でBlu-rayディスク(BD)ドライブをサポートしている(VistaもSP2から標準サポート)。また、BD-Rにエクスプローラー上からファイルを書き込めるようになった。
ただし、サポートされたのはデータ用ドライブとしての機能だけで、Windows 7だけでBDビデオが再生できるわけではない。BDビデオをWindows 7搭載パソコンで見るには、サードパーティのBD対応の再生ソフトやHDCPに対応したディスプレーなどが必要だ。
そのほかにWindows 7では、多彩なビデオフォーマットに標準対応している。例えばAVCHD対応により、ハイビジョンビデオカメラで使われるAVCHDフォーマットのファイルを、WMP12で再生できるようになる。
Windows Media Centerと地デジ対応
Windows 7にも「Windows Media Center」が搭載されている。ただし、β版ではVistaのWindows Media Centerとほとんど変わっておらず、RC版でUIなど一部が変更されるようだ。大幅な変更というわけではなく、基本はVistaとほとんど変わらないだろう。
Windows 7で気になるのは、日本の地上デジタル放送への対応だ。Vistaでは「Windows Media Center TV Pack」(TV Pack)という拡張モジュールで、地デジの視聴と録画に対応した。しかしこの拡張モジュールは、パソコン用地デジチューナーのベンダーや、対応パソコンのベンダーだけにしか提供されていない。機能面も「見る/録る」だけで、、サードパーティの地デジチューナーソフトに比べると、録画番組の編集やBD/DVDへの書き出しもできなかった。
Windows 7ではTV Packと同じ機能が標準搭載されている。そのため、サードパーティの対応地デジチューナーを別途購入してきても、Windows Media Centerで地デジの視聴/録画ができる。
さらに、BS/110度CSデジタル放送やデジタルCATVのチューナーにも対応した。この機能を生かして、安価な3波チューナー搭載パソコンも登場することだろう。
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