HP Color LaserJet CM3530/CM3530fs MFP
HP新モデルで知るビジネスカラーMFPの最新トレンド
2009年02月19日 11時00分更新
文● 佐久間康仁/企画報道編集部
カラーMFPなどHPの最新製品を体験できる
「HP Printing Experiece Center TOKYO」
なお同社は2月18日に、家庭向けインクジェットプリンターからデジタル商用印刷機まで、同社のプリンター製品を一堂に集めた専門デモスペース「HP Printing Experience Center TOKYO」を東京・杉並の高井戸研修センターに開設した。
オンデマンド印刷や小部数のカタログ制作、オンライン写真アルバム印刷サービスなどで活用されている「HP Indigo Digital Press 5500」や、大判印刷、カラープルーフなどで活用されているインクジェット「Designjet」シリーズ、各種ビジネス向けデジタル複合機が一同に介している。
入り口を入るとずらりと並べられたプリンター
オンラインでフォトアルバムを発注するサービスでは事実上デファクトになっているHPのIndigo Pres 5500。120dpiでカラースペースはPANTONEカラーの97%程度。特色の利用も可能。紙のほか各種パッケージへの印刷も可能
パテタイプのインクを灯油で溶かして、粒度の低いインクを作る。通常の粉体トナーでは5μm程度の粒子に対して、1μmほど。粒状感の低減とともに、インク量の節約にも貢献するという。印刷速度はA4毎分4000枚と非常に高速
デザイナーやCADなどで使われるプロ向けの「Deskjet」シリーズも豊富にそろえる。右の写真は大判インクジェットプリンターのフラッグシップ機「Deskjet Z6100」。ツインヘッドにより、A1サイズで2分と高速な印刷が可能。測色器を内蔵し、1台でカラーパターンを印刷し、色調整するといった処理が可能
布地やバックライトフィルムなどへの印刷も可能。キャンパス地のメディアを使い、絵画の複製品を作るといった用途にも使われているという
企業向けソリューションで利用される「Webjet Admin」のデモ。社内LAN上のプリンター、すべてを一元管理できるソフトウェアで、トナーの状態やトレーのオープン、ファームウェアのアップデートなどプリンター複合機の情報を居ながらにして把握できる。無償提供で、HP以外のベンダーへの対応も予定しているという
基本的に予約制で1週間ほど前に連絡がほしいとのこと。同社のプリンター導入を検討している場合は、事前にテスト印刷やプリンターセキュリティーを体験してみてはいかがだろう。