ISO感度ごとの画像比較
最後に、簡単な画像サンプルを掲載する。
DMC-TZ7はISO 80~ISO 1600までの感度に対応している。マニュアル露出、シャッター速度/絞り優先モードに関しては備えておらず、フルプルーフの「おまかせiAモード」、ISO感度など一部の設定が可能な「オート」モード、そして25種類以上のシーンモードを備えている。シーンモードのうち2つは、好きなマイシーンモードとしてモードダイヤルに割り当てられる。
下のサンプルは、オートモードでISO感度を80~1600に変えながら撮影したものだ。実画像(10M:3648×2736ドット)と右端部分を切り抜いた画像の2種類を掲載している。日中での撮影のため、最高感度のISO 1600では露出オーバーになってしまっているが、これはカメラ側がもっているのが1/2000秒、絞りF6.3までなので止むを得ないところだ。一応参考までに掲載している。
画像を見ていただくと、ISO 80~ISO 200までは大きな変化はなく、安心して使える印象。ISO 400になると若干荒れを感じるが、このあたりまでは常用しても問題ないレベルだろう。一方、ISO 800になると明らかに画質の劣化を感じる。当倍で見ると輪郭が破綻してしまっている。それでも、レタッチソフトなどで25%程度に縮小して見れば、十分実用に足る印象ではある。利用方法を考えれば、積極的に使えそうだ。