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デジカメ市場、厳しい冬の実態

極寒! 2ケタ減のデジカメ市場、底冷え続く

2009年01月15日 20時30分更新

文● 西川仁朗/ トレンド編集部

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 2009年の注目は動画とマイクロフォーサーズ

 コンパクトデジカメと違い、12月商戦も台数ベースで145.8%と好調だったデジタル一眼レフ。もっとも、これは「一時的な傾向」(道越氏)と見通しは暗い。

「年末商戦は型落ちの旧モデルの在庫を安価でさばいたため、金額ベースではマイナスでも台数は増加した。しかし、この影響が1月2月の数値に出てくる。各メーカーとも価格のたたき合いは望んでいないが、さらに安いモデルが出てくる可能性はある」(道越氏)

BCNアナリストの道越一郎氏

 デジタル一眼の台数の伸びまでも止まってしまうと、単価の下落が著しい点を考えればデジタルカメラ市場全体はますます厳しい状況になってしまう。

 一方、道越氏はパナソニックやオリンパスの進めるマイクロフォーサーズに、市場開拓の可能性を感じているようだ。

DMC-G1

「LUMIX DMC-G1」。今年も注目を集めそうだ

 「ユーザーを女性に特化したという点でG1はかなり画期的だった。軽量だが、レンズ交換ができる分かりやすい魅力もある。ポテンシャルは大きいのではないか。先行する2社の動向を見てからになるが、コンパクト中心に市場展開し、手詰まりになっているメーカーがマイクロフォーサーズに進出する可能性がある」(道越氏)

 動画機能搭載のG1が今年中に発表されると噂されており、2009年も大きな注目を集めるカメラとして期待したい。

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