なんだかんだ、Vistaがスムーズに動くかがけっこう重要なわけです
今度は4機種共通の搭載OS、Windows Vistaが快適に動くかどうかを示す指標である「Windowsエクスペリエンスインデックス」を比較してみた。
Windowsエクスペリエンスインデックスは、プロセッサ、メモリ、グラフィックス、ゲーム用グラフィックス、プライマリハードディスクの5つの項目に最高値5.9でサブスコアを付け(採点し)、パフォーマンスを評価するもの。5項目の中でもっとも低いサブスコアが、そのパソコンの基本スコアとなる。
Windowsエクスペリエンスインデックス評価(最高値5.9、太字が基本スコア) | |||||
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機種名 | VAIO type Z(SPEED) | VAIO type Z(STAMINA) | ThinkPad X200 | dynabook SSRX2 | Let'snote F8 |
プロセッサー | 5.4 | 5.4 | 5.2 | 4.4 | 5.2 |
メモリー | 5.8 | 5.7 | 4.5 | 4.8 | 5.8 |
グラフィックス | 4.4 | 3.9 | 3.9 | 3.3 | 4.1 |
ゲーム用グラフィックス | 5.1 | 3.7 | 3.8 | 3.4 | 3.8 |
プライマリーハードディスク | 5.4 | 5.4 | 5 | 5.9 | 5.4 |
基本スコアがもっとも高かったのはVAIO type ZのGPU有効時(SPEEDモード)の4.4。次が、ThinkPad X200とLet'snote F8の3.8、一番低かったのがdynabook SS RX2/T9Gの3.3となる。各項目のサブスコアを見ていくと、プロセッサについては、クロックが低いdynabook SS RX2/T9Gのみ4.4だが、それ以外の3機種は5.2~5.4とかなり高い。
サブスコアが5以上であれば、その項目の性能は非常に高いということであり、プロセッサについては性能的にも不満はないといえる。メモリについても、VAIO type ZとLet'snote F8は、5.7~5.8と非常に高いサブスコアを記録している。
ThinkPad X200のメモリのサブスコアは4.5、dynabook SS RX2/T9Gのサブスコアは4.8だが、こちらもパフォーマンスは十分だ。グラフィックスは、Windows Aeroのパフォーマンスの指標となるもので、VAIO type ZのGPU有効時とLet'snote F8が4を超えているが、それ以外は4未満となっている。
ゲーム用グラフィックスは、ゲームソフトなどの3D描画のパフォーマンスを計測するもので、VAIO type ZのGPU有効時が5.1と優秀な結果を出しているが、それ以外は3.4~3.8とあまり高くはない。プライマリハードディスクは、ディスクのデータ転送速度の指標となるもので、SSDを搭載したdynabook SS RX2/T9Gは、5.9という最高のサブスコアを記録している。それ以外の機種も、5以上のサブスコアを記録しており、ディスクパフォーマンスは十分高いことがわかる。
やはり、Windowsエクスペリエンスインデックスも、VAIO type Zがもっとも優秀な結果であったが、それ以外の機種もVistaを快適に動かせるパフォーマンスを持っていると言えるだろう。
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