実は声よりウケる予定の音があった
ヨナオ でもね、僕はこのディストーションギターの方が、皆びっくりするだろうと思っていたんですよ。
── おお、これですね。ギャンギャンギャギャーンっていう。
ヨナオ 実際にやってみたら意外に反応が薄くて。あれーっ、逆かよ! みたいな感じでした。
── 逆にあそこまで声ネタに食いつかれるとは思わなかった、と。
ヨナオ あの後、あのディストーションギターのことについて、誰も一切触れてくれないんですよ。
── じゃあここで触れていきましょう!(笑) これはギターで言えば2音のパワーコード的な音ですよね。
ヨナオ 違うピッチで試してみると、いろんなディストーションのパターンができます。フィルタの設定でハウリングの「キーン」と揺れる音が出るんですよ。
── よし、じゃあこの音を使ってセッションだ!
というわけで今回のセッションは、ヨナオさんの曲『RND2』のデータを全員で共有し、パターンの出し合いをするというスタイル。そもそも曲や音がカッコいいので、どうやってもカッコいいわけで、おかげでものすごく盛り上がってしまった。ライブでのお客さんとの掛け合いもこんな感じになるのだろうか。
なおヨナオさんはお客さんからデータ交換を求められたら断らないそうだ。ぜひライブに行こう! そして出かける時はDS-10を忘れずに!
俺らは誰か!? そして何をするのか
電子工作からバンド演奏までさまざまな活動を行なうユニット。各活動に共通するテーマは「電気が通ること」。アナログ・デジタル問わず、電気が通って楽しいことなら、何でもやる覚悟。発起人のスタパ齋藤、船田戦闘機、上杉季明に加え、四本淑三、大木真一が参画中。
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