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コミュニケーションカメラ買うならxiao TIP-521? それともPoGo+1万円デジカメ?

PoGo、ポラロイド発の超小型フォトプリンター実力検証

2008年12月11日 16時30分更新

文● 行正和義/カメラマン

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検証#2 写真の出来はいかがですか?

 印刷結果に関しては、1ドットで階調を表現しているため昇華型印刷のような印象がある。インクジェット方式のように薄い部分でのCMYそれぞれのドットが見えることはないのだが、平坦な色の部分では粒状の色ムラが見られる。

 昇華型プリンター(100~200dpi程度)におけるヘッドの解像度限界によるジャギーとは異なり、またヘッド各部の温度のばらつき(だとしたらスジ状に出るはず)でもないようだ。画質にこだわる人は気になるだろうが、それよりも気になったのは発色だ。それなりに良好ではあるのだが、やや青みがかった感じとなる。

左が印刷結果を300dpiでスキャンしたもの。全体的にコントラストが高めで空が白っぽくなっているほか、色は濃い目でややきつめの発色だ。元データは右の写真で、3648×2736ドットで撮影したものをリサイズ、トリミングしている

上に同じ。細部描写など解像感そのものは良いが、空の青い部分に印刷ムラのような粒状のものが見られる

 意図したものかどうかは分からないが、ポラロイドのインスタント写真の発色に似た印象がある。日本のデジカメやフィルムカメラ、プリンターの発色傾向からするとやや違和感があって好みが分かれるところだ。

 とはいえ、ややコントラストが高めに出るところや独特の発色は面白い。最近のトイデジカメ関連のビビッドな色合いに通じるものがある。

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