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遊べる「デジタルインスタント」開発ウラ話を徹底取材!

xiao TIP-521開発者「発想はカメラ付きのプリンター」

2008年11月26日 15時40分更新

文● 盛田 諒/トレンド編集部

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その場でプリントできるデジカメ「xiao TIP-521」、いよいよ11月28日発売。色々とくすぐられる大人の嗜好品だ

xiao TIP-521開発に隠れたウラ話を徹底取材

 2000万画素CMOS搭載、ISO 1600常用でもノイズレス、35mmフルサイズ機にF4.5の100-400mmズームレンズを搭載……etc。とにかくこだわりまくって撮影した写真をディスプレーで確認して「こんなに解像してる」と悦に入るだけが写真の楽しみではない。

 インスタントカメラが生んだ「気軽に写真を」という文化がそれだ。「プリクラ」は絶大なブームを巻き起こし、いまやカメラよりケータイで写真を撮影したことのある人の方が圧倒的に多いはず。その根幹にあるのは「相手に写真を見せる楽しみ」なのだ。

 今月6日にタカラトミーが発表した新しいデジタルカメラ「xiao TIP-521」はまさにその楽しみを追求するために作られた、「その場でプリントできる」新時代のインスタントカメラだ。

xiao TIP-521

 実売価格3万4800円という「おもちゃ」としてはかなり挑戦的な値段だが、デジカメ市場全体からすれば標準的なもの。8月にポラロイド社がフィルム市場から撤退してしまった今、「デジタルインスタント」という新たな市場を生んだとも言えるだろう。

 今回はそんな革命的な製品を生み出したタカラトミーに気になる開発秘話を取材。すると「ケータイがカメラ付きなら、カメラ付きのプリンターの方が流れとして自然ではないか、という発想で作った」など仰天の発言が連発した。

 (次のページ: 開発のきっかけは「旅行ガイドさんに写真を渡したかったから」?!)

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