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総合力でトップ、Inspiron Mini 9の実力 (2/3)

2008年09月23日 00時58分更新

文● ヤシマノブユキ

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低価格NetBookの中で最小、最軽量


 シンプルで飽きのこないデザインもさることながら、Inspiron Miniの最大の魅力は、低価格NetBookの中で最も軽量かつコンパクトな点だ。

ACアダプターの重量は177g

ACアダプターの重量は177g。アダプター本体とコンセント側のプラグ部分が一体型のタイプ

 本体は約1kg、ACアダプターを合わせても約1.2kgほどと軽い。周囲に丸みを持たせたボディーは手に持ったときのバランスがよく、しっかりした剛性感がある。片手で抱えても重さを感じず、厚さも3cm前後と均一なので、カバンに入れてもかさばらないのがいい。

凹凸がなくスッキリとしたデザインのボディー

凹凸がなくスッキリとしたデザインのボディー

 言うまでもなく、サイズと重量はあとでどうにかなるものではない。携帯性を重視する人にとっては、この携帯性の良さだけでもじゅうぶん「買い」だ。



バッテリーの持ちは期待以上


 ここまで軽量コンパクトでありながら、スタミナを犠牲にしていない点がInspiron Miniのスゴさだ。実際にバッテリーの連続駆動時間を測定したところ、公称値の約3.7時間に迫る約3.5時間という結果となった。同じ条件だと、多くのNetBookはせいぜい2時間程度で電池切れになるので、Inspiron Miniのほうが約1.7倍もスタミナがあるという計算になる。

 電池の減り方が緩やかなのも精神衛生上よろしい。前述のように電源コードが軽量なので、外出時に持ち歩くようにすれば「終日モバイル」も夢でなくなる。今回は比較的厳しい条件での測定だったが、バックライトの輝度を暗くするなど節電に気を使えば、さらなる駆動時間の延長が期待できそうだ。

※「BBench」(作者:海人氏、フリーソフト)を使用し、1分おきにウェブ巡回、10秒間隔でキー操作をそれぞれ自動で行なった場合の標準バッテリーパックの連続駆動時間を、無線LAN(IEEE802.11g)環境で測定した。液晶輝度は最大。電源プランは「ポータブル/ラップトップ」

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