サイズはコンパクトで、小さいパソコンにも装着しやすい
X-Fi Titaniumのカード本体は、カード長約125mmのPCI Express x1対応カードとなっている。ビデオカードに比べればコンパクトなので、小型筐体のベアボーンキットなどにも装着しやすい。
ブラケット部にはマイク入力と7.1ch分のアナログステレオオーディオ出力、そして角形の光デジタル入力・出力端子を計2つ備えている。ちなみに同軸デジタル出力はない。
カード本体はがっちりとアルミ製シールドに覆われている。シールドの上側にはX-Fiのロゴマークがあり、通電時にはここが白く輝く。筆者が自宅で使用している某ショップブランドパソコンに、カードを装着してみた。このパソコンは、HDDの回転やウィンドウ操作(例えばスタートメニューを表示する程度)のたびに、サウンド出力に「チリチリ」「ザリザリ」とノイズが入るほどノイズの影響がひどい。
このパソコンでX-F Titaniumを使ってみると、ノイズはほとんど気にならなくなった。深夜の室内でヘッドホンを付けると、ようやく「ちょっとノイズが聞こえることもあるかな」という程度だ。
シールドによるノイズ抑制効果は期待どおりと言える。
カード背面側のコネクターは、Fatal1ty ChampionとProfessional Audioで、コネクター1ヵ所だけ異なる。Professional Audioは背面にHDMIヘッダー端子がある。
Professional Audio側のこれと、グラフィックスカード上のデジタルオーディオ入力端子をケーブル(別売り)でつなげると、グラフィックスカードのHDMI出力端子に接続したHDMIケーブル1本で、映像と音声の両方をデジタルテレビなどに出力可能になる。もちろん、デジタル入力のあるグラフィックスカードが別途必要となる。