前編に引き続き、4日に行なわれた「ニコニコ大会議2008」の様子をお伝えしよう。新製品発表会でありながら、このイベントの主役は「ニコ動ユーザー」という見せ方も面白い。
主役は「ニコ動ユーザー」
会場で目を引いたのは、ステージ左右にある、ライブ中継に書き込まれたコメントを映し出す大画面スクリーン。観客がリアルタイムでの書き込みに反応して笑い、それにステージが突っ込むという、ニコ動のコメントの流れをリアル化したような雰囲気が醸し出されていた。
会場のJCBホールは、1階のアリーナ席に加えて、3階層のバルコニー席がある。このうち記者席として割り当てられたのは1階バルコニー席で、ステージ正面のアリーナ中央には有料会員のプレミアムユーザーを配置していた。報道陣は上から、観客の盛り上がりを見られるようになっている。
昨年10月の時点で登録ユーザー数が342万人、有料会員が10万3000人、今年3月31日の時点では、登録ユーザー数が621万人、有料会員が19万2000人というから、いまだ成長を止めていないようだ。