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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第59回

門番するネコ、店番するネコ

2008年06月25日 11時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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古いアパートの階段の上でじーっとこっちを観察してた
古いアパートの階段の上でじーっとこっちを観察してた(1999年11撮影 ニコン「COOLPIX800」)

 扉の前とか、門の前とか、店頭とか、そんなところにぽつんといる猫もまた捨てがたい魅力がある。本当にその家の猫かどうかは分からないけど、なんか猫がそこを守っているようで。

 もちろん闖入者が現れたら真っ先に逃げ隠れするのが猫なので、門番としてはまったく役に立たないのだが、そこがまた猫らしくてよい。

 そういうシーンを見つけたら、もうすかさず撮る。手早く撮らないと、門や扉を一緒に写し込めないからね。もたもたしてると、相手は猫、あっちへ隠れたりこっちへ寄ってきたりすぐしちゃう。

 門がちょっと開いててその向こうに飼い猫がいる、というのもいい。「怪しげなやつが来た」、と隙間からちょろっと見つめてくれる。

開いた門の隙間から見えたネコ
開いた門の隙間から猫が見えたのですかさず撮影(2004年10撮影 キヤノン「Powershot A95」)

 門の前でぺたっと座っている猫もまたいい。「ここはおれの家だ、誰も入るな」と言ってるよう。もっとも、誰かが来たらすぐに門の向こうに隠れちゃうんだけど。

古い木の門の前にいた猫
古い木の門の前にいた猫。まもなく隙間から門の向こうへ入っていったので、ここの飼い猫なのだろう(2005年5撮影 パナソニック「LUMIX FX8」

 ちなみにこの門は古くて巨大で、どうやら歴史ある旧家のようである。こういう大きな木の門と猫という取り合わせはいい。

 写真がどちらも縦位置なのは、横位置で門を入れて猫も撮ろうとするとどうしても猫が小さくなってしまうのと(ある程度高さがないと門の様子が分からない)、さっとしゃがんでローアングルで撮るには縦位置の方が撮りやすいから。

 さらに門の手前に猫がいると、ローアングルじゃないと猫の後ろに門がきれいに収まらないし、門の形をきれいに見せる(変に遠近感をつけない)には低い位置から撮った方がいい。

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