パソコンでSDメモリーカードを活用したい
パソコン上で大容量のリムーバブルメディアとして利用するのも王道だ。絶対に人に見せられないデータをSDメモリーカードに保存し、持ち歩くという手もある。メディアがコンパクトなので、財布に入れておけばいい。
その際は、情報漏洩に備えて暗号化をかけておくと安心だ。Windows XP ProfessionalやVista Business/Ultimateを使っているなら、「EFS暗号」という機能が利用できる。暗号化をかけたユーザーしかメディア内のファイルを開けなくなるので、万一メディアを紛失してもデータの流出が防げる。SDメモリーカードのファイルシステムがFATの場合は、NTFSファイルシステムでフォーマットしておこう。
そのほか、SDメモリーカードをWindowsにログオンするためのセキュリティーキーに使ったり、Windows Vistaでメモリーストレージをキャッシュ的に利用する「ReadyBoost」用に設定するといった活用法がある。
大容量のSDメモリーカードがあれば、数百MBぐらいのデータだったら難なくやりとりできるし、デジカメ、ビデオカメラの記録媒体にもなる。特にmicroSDカードなら普段は携帯電話機で利用でき、いざストレージが必要になったら携帯電話機から抜いてSDメモリーカードとして利用できるので便利。手元に1枚くらいは置いておきたいところだ。
ちなみに、昨年は夏休みを前に大容量メディアが品薄になった。今年は商品の数が潤沢にあるというものの、今のうちに手に入れておいた方が安全だ。