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HDMI+eSATAで速い・安い・格好いい dv3000/CT

2008年05月16日 17時38分更新

文● 小林 久/トレンド編集部

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eSATAの実力は?


 評価機はVista Home Premium、Office 2007、Core 2 Duo T9300(2.4GHz)、2GBメモリー、120GB HDDといった構成で価格は13万3350円。チップセットにはIntel PM965 Express、ビデオチップにはNVIDIA GeForce 8400M GSをそれぞれ搭載している。

eSATA端子

左手前には、HDMI端子やeSATA/USB共用端子などが装備されている。eSATA端子を搭載したノートはいまのところ珍しい

 機能面での特徴としては、アナログRGBに加え、HDMI端子を装備していること、USB 2.0とeSATAの共用端子を持っていることが挙げられる。

 特にノートパソコンでeSATAポートを標準搭載している機種は、まだ珍しく本機ならではのものとなっている。

 シリアルATAの技術を外付けドライブ用に拡張したeSATAは、USB 2.0より高速な転送が可能だ。今回はUSB 2.0とeSATA両方のインターフェースを備えたアイ・オー・データ機器の「HDC-UX」を利用して、データの書き込みと読み出しを行なってみた。


●データ転送速度

インターフェース eSATA USB 2.0
読み出し 毎秒22.9MB 毎秒18.6MB
書き込み 毎秒15.8MB 毎秒9.1MB

 約347MB(ファイル数337、1KB~53MBまで)のファイルをdv3000/CTとeSATA対応HDDの間でコピーした際の速度を実測したもの。eSATA対応HDDにはアイ・オー・データ機器の「HDC-UX 320GB」を使用した。書き込み時(ノート→eSATA HDD)の転送速度は約1.7倍ほどeSATAが高速。逆に読み出し時(eSATA HDDからノートへのコピー)は1.2倍とそれほど差がない。

 理論値ほどの差は出ていないが、ノートのデータを外付けのHDDにバックアップする時間がほぼ半分になるので、大容量のデータを扱う場合は有利だろう。

 とはいえ、eSATAはまだ一般的でなく、価格もUSB 2.0タイプより割高だ(HDDの場合、7~8000円の追加出費は覚悟したほうがいい)。eSATA対応のHDDケースを用意して、使用しなくなったHDDを流用する用途のほうが現実的かもしれない(ケース単体なら3000円程度から買える)。

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