パリで待つものは果たして!?
世界大会では、厳しい戦いが待ちかまえています。じつは、優勝は新しい苦行の始まりでしかないのかもしれません。審査員などからも、現時点では世界大会で通用するかどうかは疑問を感じるという率直な感想がたくさん出ていました。この先は、世界大会の審査員を納得させるソフトウェアの完成度、そしてプレゼン能力が必要になることを、審査員、あるいはマイクロソフトの日本スタッフや、これまで取材してきたプレスの誰もが痛感しているからにほかなりません。
世界大会の開催日は今年7月3日~8日です。パリで戦うその日まで、NISLabのメンバーはソフトウェアのブラッシュアップ、そして英語力のブラッシュアップ(世界大会は、英語によるプレゼンテーション、質疑応答がデフォルトです)に追われることになるでしょう。ただ、その過程や7月に待つ晴れ舞台において、何にも代え難い体験、もしかしたら今後の人生を変えてしまうかもしれない経験がきっと待ちかまえています。
今年はスケジュールの関係で、大会まで2カ月という短い時間しか残されていませんが、NISLabは今後どこまで化けるでしょうか。期待して待つことにしましょう。そして、我こそはと思う学生は、来年のエントリーに向け、今から準備をするのもいいかもしれません。