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世界の舞台が待ってるぜ

ボクたちパリ世界大会に行ってきます!

2008年05月02日 12時30分更新

文● 新 淳一/アスキーネタ帳編集部

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世界大会に出場する日本代表はどのチーム?

 さて、今年の代表を決する選考会の結果ですが、審査員の講評で誰もが口にしたように、審査は例年になく紛糾したようです。Imagine Cupでは、毎回テーマが定められ、それにそった作品を作らなければなりません。今年のテーマは「テクノロジーの活用における環境保護の実現」。結果的に、このテーマを最もよく具現化し、見た目的にも動的なデモンストレーションを行なったチームが優勝しました。

 優勝の栄冠とパリ行きのチケット、そして50万円の賞金を手にしたのは、「NISLab」(ニスラボ)の面々です。メンバーは同志社大学大学院の松下知明さん、加藤宏樹さん、中島申詞さんと京都大学大学院の清水誠さんの4名。彼らはエコロジーとグリッドを掛け合わせて名付けられた「ECOGRID」というシステムを発表しました。

 ECOGRIDは、ネットワークを介して、世界中の家電機器の電力消費情報を共有、管理することで消費電力を削減するというもの。ユーザーの快適性を損なうことなく自動制御を行なえるといいます。無駄につけられている遠隔地のライト(PLCなどを使ってネットワークに接続されています)を見つけ出して消すという、わかりやすいデモが印象的でした。

優勝した「NISLab」の加藤宏樹さん、中島申詞さん、清水誠さん、松下知明さん

2位は国際情報科学芸術アカデミーの「IAMAS」(イアマス)。ごみ問題で用いられる「3R」(リデュース、リユース、リサイクル)をベースに、商品情報を共有したり、トレードできたり、あるいは地域情報を収集できる「Reco」というウェブサイトを構築

3位は東京大学大学院、北陸先端科学技術大学院大学混成の「Team EMET」(チーム エメット)。「moQmo」という、地図に「時間」の次元をつけて、ユーザーに情報を提供するシステムを発表。「動き」のある活動地図によって、たとえば交通機関の混雑状況を把握できるようになり、効率化が促進されて二酸化炭素削減にもつながるというもの

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