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HPがx86サーバを25%引き

2008年04月11日 23時57分更新

文● 桑本美鈴

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日本ヒューレット・パッカードは、x86サーバ「HP ProLiant」の新製品として、ラックマウント型エントリーサーバ「HP ProLiant DL120 Generation 5」を5月中旬に発売する。併せて、既存ラインナップの価格引下げやパートナー支援強化も実施する。

 「DL120 Generation 5」は、1U(高さ4.4cm)/1Pサーバ(1基のプロセッサを搭載)。CPUにシングルコア インテル Celeron 420(1.6GHz)、またはデュアルコア インテル Xeon 3065(2.33GHz)を1基搭載可能。メモリは最大8GB、内蔵HDDは最大2基(最大容量600GB)搭載できる。別売のリモート管理機能「Lights Out 100c」を利用することで、遠隔地からの起動・停止、サーバ管理などを行なえる。価格は5万9850円から。

HPがx86サーバを25%引き

ラックマウント型エントリーサーバ「HP ProLiant DL120 Generation 5」

 同時に、2U/2Pサーバ「HP ProLiant DL180 Generation 5」、1U/1Pサーバ「HP ProLiant DL320 Generation 5p」、タワー型サーバのフラッグシップモデル「HP ProLiant ML350 Generation 5」、ラックマウント型ファイルサーバ専用機のエントリーモデル「HP ProLiant DL160 G5 Storage Server」の新機種も発売する。

DL180 Generation 5
CPUにクアッドコア インテル Xeon 5400番台を最大2基搭載できる。メモリーは最大16GB、内蔵HDDは最大8基もしくは12基(最大容量3.6TB)搭載可能。価格は18万9000円から。
DL320 Generation 5p
 CPUにデュアルコア インテル Xeon E3110(3GHz)を1基搭載する。メモリーは最大8GB、内蔵HDDはオプションにより最大4基(最大容量1.2TB)搭載可能。価格は14万4900円から。
ML350 Generation 5
CPUにデュアルコア インテル Xeon E5205(1.86GHz)を最大2基搭載できる。メモリーは最大16GB、内蔵HDDは最大6基もしくは8基(最大容量1.8TB)搭載可能。価格は21万6300円から。
DL160 G5 Storage Server
CPUにクアッドコア インテル Xeon E5405(2.0GHz)を1基搭載する。メモリーは2GB、HDDは4基(最大容量3TB)。価格は40万9500円から。

 そのほか、Linuxサーバ用の管理ソフト「HP Insight Control Environment for Linux」も発表した。Linux OS上で稼働する管理ソフトで、同社製サーバ統合管理ツール「HP Systems Insight Manager」と連携し、Linuxサーバの監視/管理、情報表示、警告や通知、レポートの発行などを行なえる。

 また同社は、HP ProLiantファミリの本体165製品に関し、従来比最大25.4%、平均15%の値下げとなる価格改定を実施する。さらに、「HP教育サービス トレーニングセンター」内のHP ProLiant、HP BladeSystem関連トレーニングを拡充するほか、SI/保守パートナー向けの技術者認定資格「HP認定プロフェッショナル・プログラム」にHP BladeSystem用の資格を新設する。

 これらの施策により、日本HPでは年内に200人のHP BladeSystem認定エンジニアの育成を目指す。エンジニアを多数育成することで、パートナー各社のHP BladeSystemに関する提案力・販売力を強化し、ブレードサーバ市場の活性化を図りたいとしている。

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