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Xeon 5500搭載サーバ&ワークステーション大集合 第3回

日本HPがNehalem搭載サーバーを発表

2009年04月10日 09時00分更新

文● ASCII.jp

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タワー型の「HP ProLiant ML370 Generation 6」(左)と、ラックマウント型の「HP ProLiant DL360 Generation 6」

松本芳武氏

松本芳武氏

 「今日の製品とサービスは“次の一手”である。ラインナップの上から下までNehalem搭載機を揃えている」。日本ヒューレット・パッカード 執行役員 エンタープライズ ストレージ・サーバ事業統括 松本芳武氏は、今回発表された日本HPの新サーバー群「HP ProLiant サーバー G6」(以下G6)を、そのように紹介した。

 G6の特徴は、インテル Xeon 5500番台搭載、DDR3 DIMM採用、PCI Express Gen2対応、SDスロット搭載、SSD対応(予定)など。

 G6シリーズは全部で10製品。最も安価なタワー型の「HP ProLiant ML150 Generation 6」が11万250円からで、高価格クラスの2Uラックマウント型「HP ProLiant DL 380 Generation 6」が28万2450円、ブレード型の「HP ProLiant BL460c Generation 6」が27万6150円となっている。

 G6の処理性能については、Xeon 5500番台の採用、DDR3、PCI Express Generation 2の実装により、旧機種である「G5」の2倍としている。ちなみに数値は、SAP SD(Tier 2)での比較によると、「HP ProLiant DL380 G5」が2436users、G6を構成する製品のひとつ「HP ProLiant DL380 G6」が4995users(日本HP調べ)。

 省電力化も行ない、G5に比べてアイドル時約45%、高負荷時約27%削減した。これは、Xeon 5500とDDR3搭載、さらに、AC-DC変換効率92%のパワーサプライを全モデルで採用したことによるものだという。

 ほか、物理サーバーから仮想サーバーへの移行支援サービスを、メニュー化して提供。実機デモによる議事環境を活用して移行時のリスクや移行ステップについて検討する「P2V(物理から仮想環境)移行One Day オリエンテーションサービスが15万7500円から。既存サーバーのOSやソフトウェアを新サーバーもしくは仮想環境へ移行する作業を代行する「P2P移行サービス」が73万5000円からとなっている。提供日はいずれも4月9日からだが、6月末まではキャンペーン価格を実施するとのことだ。

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