2008年04月04日更新
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前回の第1回連載では、人が意思伝達を円滑に行なえない背景として日本語の「二重否定」を例に取り、日本語文法には“個体差”が潜んでいることなどを説明しました。個体差とは、AさんとBさんとでは同じ文を異なって解釈する場合があるということです。文解釈においてこの個体差問題は正確な意思伝達を阻害するので、特に仕事上では好ましくないと言えます。それでは、どうすればいいのでしょうか。
解釈に個体差を生んでしまう、つまり人によって理解を分けてしまう文章というのは、往々にしてその文章が“ややこしい文”であると言えます。ややこしい文とは、論理が飛躍していたり、複数の解釈ができてしまう文です。今回は簡単な例文をもとにこの「ややこしさ」に対していかに取り組むかを説明します。以下を参考にしてみて下さい。
■プロジェクトマネージャーを悩ませた「セキュリティ強化計画書」
あるプロジェクトでの出来事です。セキュリティ担当者からプロジェクトマネージャーに対して「セキュリティ強化計画」と題した資料が提出されます。その計画書には次のような文がありました。
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この文章を読んでプロジェクトマネージャーは頭を抱え込んでしまいました。なぜでしょう?
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