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一番よく使う日本語入力だから、もっとこだわれ

ATOK 2008を買ってでも使うべき“10の理由”

2008年04月03日 00時00分更新

文● 木下由美

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ATOK 2008のパッケージ

ATOK 2008のパッケージ

 “日本語入力ソフト”(日本語IME)の存在を意識してパソコンを日々使用しているユーザーは、ASCII.jp読者の中でどれほどいるだろうか。


 10年以上も前のMS-DOSの真っ黒なパソコン画面に向かっていたあの頃は、自分でお気に入り日本語入力システム(FEP)を選んで購入して、環境を作り上げるのが当たり前だった。バックスの「VJEシリーズ」、管理工研の「松茸」、エー・アイ・ソフトの「WXシリーズ」……。各社から多様な日本語FEPが提供されていたものだ。さらに自分に手になじむようにキーカスタマイズもして使っている人も多かった。


 しかし、Windows Vista/XP全盛の現代ではOSに日本語入力ソフトが付属していて、パソコンさえ買ってくればすぐに入力できてしまいます。特に意識せずに「MS-IME」をただただ使っている人も多いだろう。


 そんな今こそ、あえてジャストシステム(株)の「ATOK 2008」を使うべき10の理由をここに紹介しよう。

理由、その1
推測変換・省入力変換が便利


 毎日文章を入力しているユーザーにとっては、キーボードをタイプする回数が少なくて済むなら、それに越したことはない。いまどきの携帯電話機で“ケータイ小説のような長文”さえも打てるようになったのは、「予測変換」(最初の数文字から入力したい内容を予測して、その文字列を変換候補として表示する機能)が急速に進化したおかげだろう。ATOK 2008では携帯電話機と同様に推測変換・省入力変換が機能し、過去の入力履歴から「その先に入力されるであろう」候補を予測して画面上にリスト表示してくれる。

 同時に、リスト選択の操作をどのようにすればいいのかが表示される(確定=Shift+Enter、省入力候補表示=Tabという具合)ので、マニュアルを読まずに使い始めても操作方法にとまどうことはない。

推測変換・省入力変換の画面

すべての語句を入力しなくても、ATOKが示した候補に正しいものが含まれていれば、併せて提示されている方法で確定するだけで入力が完了する

 例えば、「よろしくお」まで入力すると、「よろしくお願いいたします。」などの候補が表示される。そこから適切なものを選択すれば、いちいちすべての文字数をタイプするよりも、入力作業が早く楽に済む。日本語の入力だけでなく英文を入力するときにも、この推測変換・省入力変換は機能する。これにより、キーストロークを減るだけでなく、過去に正しく入力した英単語/英文をスペルミスする可能性も減らせるわけだ。

 文章入力の効率化には頼もしい存在だが、ただ欲を言えば、ケータイのように単語や単文の候補表示で終わるのではなく、確定後に続けて入力した文字列まで連想候補として続けて選択・入力ができると、さらに便利なのだが……。

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