インテルの45nm Hi-k製造プロセスとなるデュアルコアCPU「Core 2 Duo E8000シリーズ」の深夜販売が秋葉原で開始。底冷えの寒さにもかかわらず、各ショップの趣向を凝らしたイベントにはたくさんの客が集まった。
45nm Hi-k製造プロセスCore 2 Duoがデビュー
発売されたのはクロック周波数2.66GHzの「Core 2 Duo E8200」とクロック周波数3.0GHzの「Core 2 Duo E8400」、クロック周波数3.16GHzの「Core 2 Duo E8500」の3モデル。いずれも同社のデスクトップ向けのCPUとしては初の45nm Hi-k製造プロセスとなる製品で、作速度の向上や消費電力の削減のほか、鉛フリーなどの環境保護への対策も行なっているのが特徴だ。
FSBは1333MHzと既存のCore 2ファミリーと変りはないが、L2キャッシュ容量が4MBから6MBに増量されている点もポイント。TDPは65Wとなる。
発売されたのはクロック周波数2.66GHzの「Core 2 Duo E8200」とクロック周波数3.0GHzの「Core 2 Duo E8400」、クロック周波数3.16GHzの「Core 2 Duo E8500」の3モデル
しばらくは品薄傾向の可能性も
各ショップとも様々な催しものを準備して臨んだ深夜販売イベントだが、CPUの売れ行きも好調。ほとんどのショップで完売となった。ただ、従来に比べて流通量が少なかったというのも事実で、あるショップ関係者は「明日以降、販売できるモデルはほとんどゼロという状態。次回の本格的な入荷も当分先となりそうだ」という声も。今回深夜販売を行なわなかったショップでは明日20日の開店と同時に店頭に並ぶことになるが、こちらも数は少ないようで早めの完売が予想される。今後のインテルの出荷状況は不明だが、少なくともすぐに欲しいと考えているユーザーは早めの対処が必要だろう。
以下は秋葉原の各ショップの深夜販売の様子。解禁時間の午前0時には所々で一斉にクラッカーが鳴るなど、今回も派手なお祭り騒ぎとなった。
TSUKUMO eX.
店頭の特設ステージで、豪華景品が当たるバルーンダーツ大会や、インテルの天野伸彦氏とPCライターの高橋敏也氏によるトークセッションが行なわれた。中央通り沿いの角地ということもあり、トークセッションや、抽選会にはかなりの人が集まり、大きな盛り上がりを見せていた。
18時30分にはすでに85人が並んでいた
7時20分ごろに販売本数分の100人が並び、整理券の配布も終了
午後10時30分頃のTSUKUMO eX.の店頭。購入者を含めると約200人が集まっていた
CPU購入者は、店頭の特設ステージでバルーンダーツ大会に参加できた。これはダーツで風船を割ると、風船の中に入っている紙に書かれた賞品がもらえるというもの
その賞品はビデオカードや19インチ液晶など豪華賞品がずらり!
これからトークセッションという時に、Core2にデコレーションされた自転車に乗った人(狼?)が登場! 何事か?
トークセッションで壇上にあがるPCライターの高橋敏也氏と狼。お腹に“あまの”と書いてあるが、まさか……
やっぱりインテルの天野伸彦氏でした。同氏によると45nmCPUのコードネーム“Wolfdale”にちなんで狼なのだそうだ
天野氏のトークで恒例の「CPUをガンダムに例えると?」が今回も炸裂! 本日発売開始のWolfdaleはドム2機並の性能のようだ。ちなみにYorkfieldは青い4連星、Yorkfield-XEは黒い4連星になるかもしれない
深夜販売でおなじみの大抽選会。賞品の最大の目玉は、今月下旬発売予定のBenQ製22インチ液晶モニタ。なんと、イベントの様子を見に来ていたベンキュージャパン代表執行役社長のMartin Moelle(マーティン・モーレ)氏が急遽登壇。マーティン氏自ら当選者にプレゼントを手渡した
九十九電機 代表取締役社長 鈴木淳一氏がカウントダウン直前に挨拶。ちなみに同氏が着用しているマフラーは、CPU購入者にプレゼントされたCore2ロゴ入り特製マフラーだ
午前0時。カウントダウンと共に参加者全員でクラッカーを鳴らして発売開始を祝う
午前0時を迎え、ついに発売開始! 九十九電機代表取締役社長である鈴木淳一氏自らの手によって先頭の人に商品を手渡しされた
45nmのパッケージを手に記念撮影。左から九十九電機代表取締役社長の鈴木淳一氏、ライターの高橋敏也氏、インテルの天野伸彦氏
ベンキュージャパン代表執行役社長のMartin Moelle(マーティン・モーレ)氏(写真左)と、九十九電機 代表取締役社長 鈴木淳一氏(写真右)
バルーンダーツなどでイベントを盛り上げてくれたツクモガールの2人
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