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週末見るコンテンツはコレ★ 第20回

【週末見るコンテンツはコレ★】

観れば観るほど味が出る!――25周年を迎えた「ブレードランナー」などSF映画3作品

2007年12月14日 23時15分更新

文● 大石太郎

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独特な世界観と
斬新な切り口が魅力です!
「ダークシティ」

「ダークシティ」のパッケージ

「ダークシティ」のパッケージ

「ダークシティ」
DVD発売中
6300円
発売・販売元:東宝


発売日:2000年9月21日(発売中)
http://www.toho.co.jp/

 時間つぶしに入った映画館や、何の気なしに借りたDVDがメチャクチャ面白くて、誰かに教えてあげたいけど、映画の趣味が合う友達がいない。しょうがないんでネットでレビューを検索したら、ヒット数は少ないけど熱狂的に支持してる人がいる。あぁ、この人とは友達になれそうだな、なれるかな? なんて悶々としちゃうのは映画ファンの密かな楽しみ。「ダークシティ」はそんな欲求は120%満たしてくれる隠れた傑作なのだ!

 本作を語るとき、よく引き合いに出されるのが、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」や「ヘルレイザー」「童夢」。これらのエッセンスを感じることを嫌う人もいるようだが、よく考えて欲しい。引き合いに出されている作品はどれも傑作ばかり。面白ければいいじゃないですか。

 実際、ストーリー・世界観・ビジュアル、どれを取っても非常にレベルが高く、特にストーリーが素晴らしい。ハードSF、フィルム・ノワール、ラブストーリー、サスペンス、アクション、あらゆるジャンルの要素が複雑に絡み合い、そしてラストに向けて見事に昇華されていく。できることならストーリーをジックリご紹介したいくらい。

 10年近く前の作品だけに、今観るとVFXは少々ショボい感はあるが、そんなものは秀逸なストーリーと独自の世界観、そして俳優陣の熱演(ジェニファー・コネリーがイイ!)がかき消してくれる

 すべての良識ある映画ファンに観て欲しい傑作。「マトリックス」を制作中のウォシャウスキー兄弟が、本作のあまりのデキの良さに頭を抱えてしまったのは有名な話。とにかく必見!

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