このページの本文へ

「仮想化に対応した運用管理を格安で実現」――マイクロソフト、「System Center」のスイート製品を提供開始

2007年12月06日 21時32分更新

文● アスキービジネス編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

マイクロソフトはサーバ環境の包括的なシステム管理を実現する「System Center Server Management Suite Enterprise ライセンス 日本語版」を1サーバあたり10万3400円で提供開始した。同社はユーザー企業のITインフラの強化施策として、システム管理製品「System Center」とセキュリティ製品「ForeFront」をあわせた提案を行なっていく。


包括的なシステム管理をサーバ上で実現するスイート


 6日、マイクロソフトは、ITシステムの管理製品「System Center」のスイート製品として「System Center Server Management Suite Enterprise ライセンス 日本語版」(以下、Server Management Suite)を提供開始した。

 サーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役員 本部長 五十嵐光喜氏は「運用・構成管理やデータ保護、仮想化管理などサーバ環境の包括的なシステム管理を実現することができる」と同製品の特徴を述べる。

マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役員 本部長 五十嵐光喜氏
マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役員 本部長 五十嵐光喜氏

 Server Management Suiteはすでに8月から単体で提供されているシステム監視製品「System Center Operations Manager 2007」に加え、下記の3製品の管理ライセンスを統合したもの。

・「System Center Configuration Manager 2007 日本語版」(以下、Configuration Manager)
Windowsプラットフォーム上のレジストリ設定やパッチなどのシステム構成を管理する。
・「System Center DataProtection Manager 2007日本語版」(以下、DataProtection Manager)
ファイルサーバやアプリケーションサーバ、デスクトップのデータなどをバックアップや復元するためのデータ保護ソリューション。
・「System Center Virtual Machine Manager 2007日本語版」(以下、Virtual Machine Manager)
バーチャルマシン環境の一元管理機能に加え、リソースや仮想化サーバの最適化を実現する。

 今回、Server Management Suiteに含まれるコンポーネントの中で、注目すべきものはVirtual Machine Managerだ。通常サーバ管理製品のライセンスは仮想環境上にあっても、稼働しているOSの数だけ必要となる。しかし、本製品のライセンスは物理的なサーバ単位での契約になるため、サーバ内に仮想環境がいくつ稼働しても、ライセンス費用が上がらないというメリットを持つ。五十嵐氏は「将来的にWindows Server 2008のような仮想化環境を実現するサーバが増えていくことを想定して、仮想化の運用管理に最適なソリューションを実現した」と自信を見せる。

System Center Virtual Machine Managerの画面イメージ(画面クリックで拡大)
System Center Virtual Machine Managerの画面イメージ(画面クリックで拡大)

 Server Management Suiteの価格は1サーバあたり10万3400円。サーバープラットフォームビジネス本部 マネジメント&セキュリティ製品部 マネージャ 深瀬正人氏は「より多くのユーザーに使ってもらうため、他社の約5分の1という圧倒的な低価格で提供する」とその価格戦略を強調する。

マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 マネジメント&セキュリティ製品部 マネージャ 深瀬正人氏
マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 マネジメント&セキュリティ製品部 マネージャ 深瀬正人氏

 なお、Configuration ManagerとDataProtection Managerを単体で購入する場合のライセンス料金は、1サーバあたり5万1200円。現時点ではVirtual Machine ManagerはServer Management Suiteのコンポーネントとしてのみ利用可能。単体製品は「Virtual Machine Manager Workgroup edition」として、来春の発売を予定している。

 五十嵐氏は同社の今後のITインフラ強化施策について「システム運用とセキュリティをあわせてユーザー企業に提案していく。System Centerとセキュリティ製品『ForeFront』によって、よりセキュアなIT基盤を実現していく」と締めくくった。

 なお、マイクロソフトは同日、ForeFront Server Security製品の構成や展開を統合管理することができる「Microsoft ForeFront Server Security Management Console」の日本版をあわせて提供開始した。

カテゴリートップへ

ピックアップ