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歌姫YURIAさんが2ndベストアルバム「YURIA2」を発売! その作成秘話を聞く!

2007年11月21日 22時30分更新

文● 今 俊郎/撮影●小林 伸

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────でも、全部を自分でレコーディングするのは新境地ですよね。
【YURIA】 楽しかったですよ。作詞作曲に編曲、全パートの演奏とも、紛れもなく私じゃないですか。だから楽曲も演奏も、100パーセントYURIAのガールズポップロックなんですよ。

────1曲まるごとYURIAカラーに染まっている感じですね。
【YURIA】 そうですね。それと自分で全パートやると決めたときに考えたのは、聴いてくれた人がコピーしやすい曲にしようと言うことでした。ファンの中で楽器やバンドをやっている人から、コピーするのが難しいので楽譜を出してほしいって言われることがあるんです。確かにプロのアレンジャーさんに編曲をしてもらうと、カッコイイんだけれど曲は難しいんですよね。以前アマチュアのコピーバンドの方と一緒にステージに立ったんですけれど、その方たちも演奏は上手なんだけれど、やはりコピーしきれないんですよね。特に難しいところってカッコイイ部分が多いじゃないですか。ファンだから完コピしたいんだけれど、そこを気にしすぎちゃんと演奏自体が崩れちゃうし、そうなると演奏するほうもお客さんもノリきれなくなっちゃうんですよね。ならば簡単でノリのいい楽曲があるといいなって思っていたんです。

────なるほど。
【YURIA】 演奏にしても同じで、これまでかなり上手なミュージシャンと一緒に仕事をしてきたんですね。そうするとmilktubさんの楽曲なんかバンドものを意識しているので、勢い重視で難しすぎない曲なんですが、ミュージシャンが演奏中にプロならではの小技を効かせるんですよ。それがカッコイイんだけれど、コピーしようと思ったら難しくなっちゃう。そういうのを入れずに簡単にコピーできて演奏できる曲。それでいて上手いミュージシャンが演奏したら、グッとかっこよくなる曲を作りたいな、と思ったんです。


────それが「シャンプーしてあげる」なんですね。
【YURIA】 コピーしやすい曲なので挑戦してほしいですね。ギターを重ねているところもあるけれど、基本的にギタリストが2人いれば問題ないです。ちょっと上手い人なら1人でも大丈夫なはずだから。

────「YURIA2」発売後のプロも活動などで、なにか予定されていることはありますか?
【YURIA】 ライブはやりたいですね。実はYURIAのソロ名義でのライブって経験がないんですよ。まだ全然決まっていないのですが、スタッフさんと一緒に「ライブはやりたいね」と言っているんです。

────特設サイト(http://www.mellow-head.jp/yuria2/)もありますよね。
【YURIA】 はい。これまでも特設サイトはたくさんあったんですが、今回の「YURIA2」は企画が盛りだくさん。「YURIA 2 RADIO」やスタッフメッセージのブログなどもあります。ほかにもアイデアが浮かんだら、どんどん加えていきたいと思っています。発売後にも年内は更新を続ける予定ですので、CDを買った後もずっとチェックしてほしいですね。


来年はYURIAのソロライブを実現したいなぁ

────さて、ASCII.jpではYURIAさんは初登場。その経歴なども振り返ってみたいと思います。ゲームやアニメ関連の仕事を最初にされたのはいつでしたか?
【YURIA】 たしか2000年くらいだったと思うんですけれど、池袋の某イベントで佐藤ひろ美ちゃんのバックでベースを弾いたのが最初でしたね。まだお客さんも「どうノッていいの?」って感じで、みんな体育館座りで聴いてくれていました。それで本格的に活動を始めたのは2002年くらいでした。そのころにホームページを作って、それからですね。

────YURIA=ロックというイメージができたのも、その頃ですよね。
【YURIA】 bambooさんのせいですね(笑)。bambooさんプロデュースの「グリーングリーン」で歌って、その関連ライブ「暴れ祭」を見に来ていたプロデューサーさんに「バンドやろうよ」と誘われてHoneyBeeを結成して。たぶんまわりにロック系のボーカリストが少なかったからでしょうね。私自身も以前はロックバンドをやっていたので、慣れてはいたんですけれど。

────その一方で、細井聡司さんとのユニット「YURIA-pluged-HOSOI」のようにウィスパーボーカルでの活動もありますよね。
【YURIA】 ゲーム系で歌う直前はウィスパー系のお仕事のほうが多かった時期もあるんです。最初に細井さんに音楽資料をお渡ししたときに、ウィスパー系のほうを気に入ってくれたんですね。サウンドもおしゃれなポップサウンドで、どちらかと言えばタイアップなどもない、ちょっと趣味的な活動をさせてもらっています。アルバムを出そうねってずーっと言っているんですけれど、出せないんですよね。

(次ページへ続く)

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