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人事担当者が明かす 知られざる書類審査・面接突破の秘訣! 第1回

アクティブな人材を求める株式会社アイ・エム・ジェイでは スキル以上に「入社後に何をやりたいのか」を重視

2006年09月28日 00時00分更新

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なにはともあれ書類選考と面接。職務経歴書は2枚程度までにおさえよう!

 積極的に仕事を提案できる人材を求めるというIMJでは、どのような書類や面接内容を評価しているのだろうか。たとえば最初の関門である履歴書と職務経歴書のほとんどは、読みやすさを考えて手書きではなくパソコンなどで作成して送られてくるそうなのだが、同じパソコンで作成しているのに、読みやすさには大きな個人差があるという。

 「印象に残るのは、本人のスキルがしっかりと整理されていて、志望の理由や業務に対する意気込みが具体的に書かれている書類です。自分のスキルや経験を、入社後にどう生かせると考えているのか、どのような業務に生かしていきたいと考えているのか、仕事に対してどのような期待を抱いているのか……。そうしたことが書かれている書類であれば、応募者の人物像や仕事に対する考えが把握できます。応募者がキャリアの積み上げを見据えたとき、今後のキャリアを積み上げられる場として弊社が的確と考えているのか。これが私たちに伝わることが、書類選考でも面接でも重要なポイントになります。とはいえ、履歴のほかにスキルシートがだらだらと5~6枚もあると、自分のことを整理できていないという印象が否めません。多くてもA4用紙2枚程度で収まっていれば、自分のキャリアやスキルについて整理できていると受け取ることができます」

 それでは、面接ではどのような点を見ているのだろうか。

 「面接でも、重要視するのは書類審査と同様“入社後に何をやりたいのか”ということです。直接、会話をする中で、応募者が過去の経歴を整理し自分の強みを把握した上で、どんな仕事をしたいのか具体的な行動にまで落とし込めているかどうかを見ています。漠然と何かをやりたいと考えているのではなく、具体性を持った考えを持っていることが重要ですね。そのことを、1次面接(現場社員)、2次面接(事業部長クラス)、役員面接の各担当者が、それぞれの立場から審査しています。ただし、同じ職種でもクライアントによって業務内容が違いますので、応募者の適性や指向を見ながら可能性を広げるよう臨機応変に対応することもあります」

 現在IMJでは、Web事業のプロデューサーやディレクターをはじめ、10以上の職域で人材を募集している。具体的に、どのようなスキルの持ち主を求めているのか。

 「“プロデューサー”の業務は、既存・新規クライアントに対し、インターネットを活用した新たなビジネスモデルの企画・構築から設計、制作、運用、プロモーションなど。採用者には、企業のネットビジネスを成功させるためにプロジェクト全体をマネジメントする統括責任者として一連の管理をお任せします。実務経験がなくても、Webコンテンツに高い興味を持ち、新しい情報を収集している方、新しいアイデアを企画にまとめることが好きな方を求めています。また“ディレクター”には、企画・提案からプレゼンテーション、プロジェクトの体制作り、進行管理、運用体制の確立など、Webサイト作成の工程に必要となるすべての業務をお任せします。得意部分をコアに、足りない部分はほかのメンバーと協力しながら業務を進めていただきます。10月21日(土)には、IMJ企業説明会(ウェブドゥジャパン主催)を行ないますので、ぜひご参加ください」

採用プロセス

【中途採用】

書類審査
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1次面接(人財戦略室による審査)
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2次面接(担当部署の事業部長クラスによる審査、SPI試験)
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役員面接(担当部署の役員1~2名による審査)

※面接は計3回。合否発表は、試験の翌日から数日内。書類審査から採用決定までのスケジュールは最短1ヶ月程度だが、2~3ヶ月かかることも。


【新卒】

セミナー(毎年およそ2月から開始)
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Web適性試験
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1次面接(若手現場社員による審査)
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2次面接(事業部長クラスによる審査、学力試験などの筆記試験)
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役員面接(グループ会社の役員等を含む4~8名による審査)

※面接は計3回。新卒は総合職採用なので、IMJに合う人かどうか、一緒に働きたいかどうか、何か光るものはあるかなど、スキルよりもキャラクターや人柄を重視。採用決定までの期間は2.5カ月程度。

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