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ヤフー、地図サービス“Yahoo!地図情報”に“周辺検索”機能を追加

2007年06月12日 17時42分更新

文● 編集部 永水和久

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ヤフー(株)は12日、同社の地図サービス“Yahoo!地図情報”に、指定した場所周辺の店舗や施設などを検索できる“周辺検索”機能を追加したと発表した。周辺検索機能で出力した店舗や施設の情報には、同社ポータルサイト“Yahoo!JAPAN”上のほかのサービスが扱う情報が盛り込まれているという。利用は無料。

周辺検索機能の出力例

周辺検索機能の出力例

今回の機能強化の理由をヤフーの広報担当者に聞いたところ、「従来から提供している地図検索サービスで、地名や住所などよりもホテルやカレーなどのキーワードで検索するユーザーが多かった。この場合でも検索は行なえるが、店舗名や施設名にそのキーワードが含まれるものだけに出力が限定されてしまうなど、ユーザーにとって使いにくい一面もあった。そこで今回、地名とカテゴリーとしてのキーワードで組み合わせて検索できるシステムを追加した」と説明した。

周辺検索機能には、目的地の名称や郵便番号を入力する欄と、カレーやホテル、アルバイトなどの店舗や施設に関するキーワードを入力する欄の2つの検索入力欄が用意される。ここに知りたい場所のキーワードを入力する。出力結果は、店舗名や施設名を画面左側に目的地から近い順にリストアップするほか、地図上の座標にもアイコンで表示される。リストアップされた出力結果ごとに用意された詳細ボタンや地図上のアイコンをクリックすれば、住所などの情報も表示される。

また、出力結果の中から、Yahoo!JAPANの総合飲食店情報サービス“Yahoo!グルメ”などのほかのサービスが扱う情報を含むものに限定して絞り込み検索をする“おすすめのお店、施設”機能も備えている。

期待通りの出力ができなかった場合に表示中の地図に対して再検索を行なう機能として、健康/教育/エンターテインメントなどのあらかじめ用意されたカテゴリーの中から再検索して絞り込める“ほかのカテゴリから探す”などを用意するほか、ドラッグして表示する地図の範囲を移動した際、さらにその地図に対して同じキーワードで再検索する“表示中の地図周辺から再検索する”機能も搭載している。

現段階では、同社の“Yahoo!ID”を持つユーザーも、持たないユーザーも、提供されるサービス内容が同様となっている。これについてヤフーに聞いたところ、「現状では特にYahoo!IDを持つ、持たないでユーザーが利用できる機能に違いはありません。今後は、Yahoo!IDユーザーのみが利用できる機能も追加していく予定です」と答えた。

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