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1位はオムロンの制御機器専門サイト

日本ブランド戦略研究所、最も仕事に役立つ企業ウェブサイトを発表

2007年06月11日 14時15分更新

文● 編集部 若林健太

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(株)日本ブランド戦略研究所は11日、ビジネス向け(BtoB)ウェブサイトの“ニーズ充足者”と“ビジネス貢献度”を評価する同社の独自調査“BtoBサイト調査2007”の結果を発表した。1位となったのはオムロン(株)の同社制御機器専門サイト“オムロン制御機器インターネットサービス”(http://www.fa.omron.co.jp/)で、“ニーズ充足者”の割合は47.0%だった。以下、デル(株)の9.0%、TOTO(株)の37.8%と続く。

BtoBサイト調査2007

BtoBサイト調査2007のウェブサイト

同調査は、同社が選定した15の“主要な製品・サービス分野”(計測機器、電子部品・材料、FA・制御機器など)に携わる企業288社に対して行なわれた。調査方法はインターネットによるアンケート調査で、調査実施期間は今年4月19日~5月2日。調査の対象者は、日本ブランド戦略研究所がアンケートモニターとして登録しているユーザーのうちの93万4353人。寄せられた回答のうち、各企業で外部からの製品・サービスを導入する場合に、その選定に関与する人からの回答のみが選定され、最終的な有効回答数(同社が今回の調査に使用した回答数)は1万2000件だった。

オムロン制御機器インターネットサービス

オムロン制御機器インターネットサービス

調査項目のうち、ニーズ充足者とは、製品・サービスなど担当者にとって必要な情報がウェブサイトに掲載されているかどうかを表すもの。具体的には、母体となる層(A)のうち、ウェブサイトを閲覧した“ユーザー”(B)の中で、必要な情報があると判断したユーザー(C)を測定し、Aに対するCの割合となる。ユーザーに占めるニーズ充足者、つまりBに対するCの割合が最も高かったのは、3位となったTOTOの建築専門家向けウェブサイト。

一方、ビジネス貢献度は、ウェブサイトが営業補完に繋がったかどうか、つまり企業のウェブサイトを見た後で、その企業の製品・サービスの導入を検討したり、問い合わせを行なったかどうかを示すものとなる。本日公開されたのはニーズ充足者の数値のみとなっており、ビジネス貢献度の数値に関しては、日本ブランド戦略研究所では公開を予定しているが公開時期は未定としている。

上位20社の内訳は以下の通り。

順位 企業名 製品・サービス分野 ニーズ充足者
1位 オムロン(株) FA・制御機器 47.0%
2位 デル(株) サーバー・ストレージ 39.0%
3位 TOTO(株) 建材・住設機器 37.8%
4位 (株)キーエンス FA・制御機器 34.8%
5位 三菱電機(株) FA・制御機器 33.4%
6位 (株)INAX 建材・住設機器 31.4%
7位 松下電工(株) 建材・住設機器 30.0%
8位 NTN(株) 機械部品 29.2%
9位 日本ヒューレット・パッカード(株) サーバー・ストレージ 29.0%
10位 松下電工(株) 建材・住設機器 28.8%
11位 和光純薬工業(株) ライフサイエンス 28.4%
12位 キヤノン(株) オフィス機器 26.4%
13位 富士電気機器制御(株) FA・制御機器 25.8%
14位 日本精工(株) 機械部品 25.4%
15位 日本アイ・ビー・エム(株) サーバー・ストレージ 25.0%
16位 THK(株) 機械部品 23.4%
17位 松下電工(株) FA・制御機器 23.2%
17位 (株)小松製作所 建設機械 23.2%
19位 (株)シマンテック ソフトウェア 22.2%
20位 NTN(株) 機械部品 21.4%

なお、同一企業が複数の分野のウェブサイトを持っている場合、また同一分野でも製品ごとに別々のウェブサイトが設けられている場合は、それぞれ別のウェブサイトとして数えられている。このため、同一企業/同一カテゴリーでも複数ランキングされている場合がある。

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