バンダイナムコゲームスの人気ファンタジーRPGシリーズ“テイルズ オブ”シリーズ。今年に入ってからPSPに「テイルズ オブ デスティニー2」が移植されたことも記憶に新しい。その人気シリーズの中から、「テイルズ オブ シンフォニア」がOVAシリーズとしてアニメ化し、DVDや主題歌CDがフロンティアワークスより発売になった。「テイルズ オブ シンフォニア」は、2003年にゲームキューブ版、2004年にプレイステーション2版が発売になった作品。「テイルズ オブ」シリーズでは、外伝や移植をのぞくと5作目となる。
今回のOVAシリーズは、主要キャストの変更はメーカーサイトで確認できる範囲では行われていない。そのため、ゲームで慣れ親しんだ人も違和感なくアニメ版を楽しめるだろう。ゲームを知らない人に主要キャストを紹介すると、主人公の“ロイド”に最近では「グレンラガン」の“カミナ”役などがある小西克幸さん。ヒロインの“コレット”に先日ライブDVDが発売になったばかりの水樹奈々さん、ロイドの親友“ジーニアス”に折笠愛さんと豪華なメンバーだ。
一方で主題歌は、ゲームキューブ版、プレイステーション2版を歌っていたday after tomorrowからアーティストが変わっている。OVAのオープニングテーマは河井英里さんが歌う「ALMATERIA」、エンディングテーマは引田香織さんが歌う「願い」だ。この2曲は1枚のマキシシングルになっており、DVDと一緒に店頭に並んでいる。
DVDは、パッケージの種類が3種類と変則的だ。まず一番価格が安く特典の少ない「通常版」がある。それ以外に特典の違う初回限定版が2つもあるのだ。まずジェネオン エンタテインメントが販売しDVD・CD系の流通で扱う「コレクターズ・エディション」。もう1つが、ハピネットが販売しゲーム系の流通で扱われる「エクスフィア・エディション」だ。2つとも、パッケージ外装から6種類の特典内容までほぼ違うものになっているので、「この要素を優先するならこちら!」という決め手がない。むしろ「ファンなら両方買うしかない!」と思ってしまうだろう。
なお各アイテムの店頭での販売価格は、DVDの通常版が5800円程度、初回限定版が7500円程度、CDは1260円となっている。初回限定版はショップによって両方を扱っているとは限らないが、価格は同じことが多いようだ。