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“ハイビジョン革命”の本質は、自分で撮れて、編集できること

麻倉怜士氏も登場――ジャングルが新しい統合ライティングソフトの発表会を開催

2007年05月16日 22時02分更新

文● 編集部 橋本 優

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RAW現像ソフトも発売

作業画面

『ArcSoft Digitaldarkroom』の作業画面

このほか両社は、RAW現像ソフト『ArcSoft Digitaldarkroom』も6月7日に発売することも発表した。価格は1万8690円で、対応OSはWindows Vista/XP/2000となっている。なお、特別優待版(他社ソフトからの乗り換え版)は1万3440円。

デジタルカメラの“RAW”(CMOS/CCDセンサーで取得した情報を未加工で保存する形式)データの読み込み、および画像補正が行なえるソフト。主要メーカーの一眼レフカメラのRAW形式はすべて読み込むことが可能で、独自のRAWデータ解析エンジン“ART”(ArcSoft Advanced RAW Technology)により、RAWデータの高速処理が可能。リリースによると他社製品と比べて、読み込みで約9倍早く処理が行なえるという。

麻倉氏が語るハイビジョン革命の本質

デジタル・メディア評論家の麻倉怜士氏

デジタル・メディア評論家の麻倉怜士氏の講演は、新書『やっぱり楽しいオーディオ生活』((株)アスキー刊)が好調との話から始まった

発表会では、特別講演として麻倉怜士(あさくられいじ)氏が登壇し、ハイビジョンについて語った。麻倉氏はハイビジョンの現状について「こんな大革命はない」と発言。テレビ放送はだいたい20年ぐらいかけて100%を達成したが、対してハイビジョン放送は、2000年12月にBSデジタル放送がはじまってから、2011年7月にアナログ放送は終了するまでの約10年間で「国民全体がもうハイビジョンにならないといけない」とした。

ハイビジョンの魅力については、まず「画質がすごい」とし、「情報量が6倍といいますが、感動量が6倍という気がしますね」と語った。ただし「画質と臨場感、つまり大画面視聴で画質がいい」ことが大切だとし、さらにコンテンツのクオリティーも重要であると指摘。麻倉氏は「NHKの“BShi”や“WOWOW”、民放の特別番組」などは「何回も見てしまう」ほど素晴らしいと絶賛。その上で、“画質”“臨場感”“コンテンツ”に“音質”を加えた4つの要素が揃うことで「すごい感動がある」とした。

また、ハイビジョン対応の個人向けビデオカメラが普及しつつある現状について「業務用だけではなく、ユーザーが持っているカメラが変わってきた」ことが重要だとし、「単にアーカイブで赤ちゃんの映像記録を撮るだけでなく、もの作り、絵作りをしてみよう」という気にさせるとした。そして、ハイビジョンコンテンツを購入するだけでなく「ハイビジョンが自分で撮れる」ことが「ハイビジョン革命の最終的なものではないか」と結論付けた。

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