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遠藤諭の“ご提案” 第2回

セカンドライフの中の名前

2007年04月02日 15時00分更新

文● 遠藤諭

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 「これからどうなるの?」と、将来性に疑問をいだく声も聞く“Second Life”(セカンドライフ)だが、個人的にはメチャメチャ面白いと思っている。早く始めてほしい事業とか製品とかいろいろとある。


  • こりゃ英和 for セカンドライフ
    Plug-in的に話ができる“ほんやくコンニャク”ですね。
  • PS2用ヘッドトラッキングディスプレイ変換キット
    体験した人は分かる劇的に世界が変わると断言します。
  • クイア・アイ for セカンドライフ
    ゲイの人たちが身なりとか部屋とか全部アレンジしてくれる。
  • セカンドライフで動く自律型エージェント
    自分は仕事でも、化身(アバタ)が楽しくやってれば癒される?
  • チューリングテスト for セカンドライフ
    自律型エージェントをつかまされていないかテストするソフト。


日本人の名前が少なすぎる


 特にこれから絶対に盛り上がってくるのは自律型エージェントだと思ったりするんだけど、現状のセカンドライフには、それ以前の問題がある。

キャラクターの作成画面

セカンドライフにおけるキャラクター作成画面

 基本的かつ重要なテーマだと思うのが、セカンドライフの中の名前の問題だろう。セカンドライフでは、登録時にファーストネーム(名)とラストネーム(姓)を指定するようになっている。

名前の選択画面

名前の選択画面

 ファーストネームは自由に入力するのだが、ラストネームはプルダウンメニューから選ばなければならない。楽天で何か買い物したときに送り先の都道府県を選ぶような感じで、ラストネームを選ばされるのだ。とにかく、あらかじめ用意された約300個から選ぶのである。それで、誰も使っていない姓名の組み合わせなら登録できる(同姓同名はいないわけですね)。

 日本人が、セカンドライフをやるときに、まず、立ち止まってしまうのはこの名前の設定の部分だと思う。アルファベットしか使えないのもあるが、よく分からないラストネームを選ぶのがちょっとストレスである。

 たぶん、自分が海外のホストクラブで働くことになって、いきなり「名前をいま決めろ」と言われら、まあテキトーに決めてしまうのだと思うが、セカンドライフ(=第二の人生)とまで言うなら「そうじゃないだろう」という気もする。それでも、ザッと眺めてみると日本人らしい名前がいくつかあるようだ。以下の5つである。

  • Kamachi  蒲池
  • Koba  古葉
  • Nishi  西
  • Yoshikawa  吉川
  • Watanabe  渡辺

(次のページに続く)

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