店舗改装のため一時閉店している電子パーツショップの秋月電子通商だが、仮店舗の営業が同店の斜め向かいの空き地で始まった。
電子パーツマニアの聖地と呼ばれ、秋葉原を訪れるたびに足を運ぶ人も多い、この老舗電子パーツショップが改装のため3月11日から3月31日まで一時閉店となっている。とはいえ、毎日ひっきりなしに人が出入りし、休日ともなれば満員電車のごとき混雑になる同店のシャッターが閉まっていることに耐えられない人も多いはずだ。そんな聖地巡礼者のためか、仮店舗の営業が同店の斜め向かいの空き地でスタートした。
仮店舗といっても、空き地にテントを張った学園祭の模擬店のような営業スタイル。ICやコンデンサを剥き出しの状態で販売する同店らしく、今度は店舗自体をハコ(建物)から出して剥き出しの状態にしているのだ。なんとも秋葉原らしい仮店舗だが、だいたいの電子部品や組み立てキットが通常通り発売されている。同店のリニューアルオープンは4月1日。それまでは吹きさらしのテントで商品を物色することになるが、これはこれで貴重な体験となりそうだ。