Windows Vistaのエクスプローラーは、一見XPと似ているものの、ファイル管理ツールとして大きく進化している。特にVistaらしい新機能としては、“検索フォルダ”機能に注目だ。ウィンドウ右上にある検索フォームにキーワードを入力するだけで、ファイル名やプロパティー、ファイル内のテキストを検索して、ヒットしたファイルを一覧表示する。
この機能はWindows Vistaの全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。
検索結果は自動的に作成される“検索フォルダ”に表示される。ここではファイル実体の保存場所はそのままに、検索結果の一覧をフォルダーとして表示し、対象ファイルにアクセスできる。大容量のHDDを検索する場合でも処理速度は非常に高速だ。検索中もほかの動作が重くなりにくいので、気軽に利用できる。
エクスプローラーを一度閉じると、検索結果はクリアされる。複数の条件を指定する検索を何度も行なうなら、検索フォルダに名前をつけて保存しておくと、条件指定の手間が省ける。この検索フォルダのおかげで、個別のファイルが保存されている場所を気にすることなく、ユーザーは必要なファイルに直接にアクセスできるようになるわけだ。
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