すでに多くの反響をいただいている本連載。ASCII倶楽部では、平日毎日12時、15時、18時の時間帯に主要格安SIM12回線のスピードテストを実施しています。テストしたその当日夜(だいたい20時前後)に記事を掲載しているので、その日最も速かった格安SIMがわかるようになっています。
先週(1/29~2/2)の記事は以下です。スピードテストの結果を見られるのはASCII倶楽部の会員の方限定となっています。なお、ASCII倶楽部は入会から3日間は無料で全コンテンツをお試しいただけますので、気になる方はまずは3日間だけでもお試しください。※au、ドコモによるキャリア決済では3日間無料のお試しキャンペーンが適応されませんのでご注意くださいませ。いずれのキャリアをご利用の方で3日間無料お試しをしたいという方はクレジットカードもしくはAmazonアカウントでの登録をお願い致します。
ASCII倶楽部で測定している格安SIM
・IIJmio
・BIGLOBEモバイル
・OCNモバイルONE
・LINEモバイル
・mineo(ドコモ)
・mineo(au)
・DMMモバイル
・nuroモバイル
・UQ mobile
・Y! mobile
・b-mobile(おかわりSIM)
・楽天モバイル
1月29日(月)~2月2日(金)までの格安SIM速度テストの記事
●1月29日(月)格安SIM速度調査結果
●1月30日(火)格安SIM速度調査結果
●1月31日(水)格安SIM速度調査結果
●2月1日(木)格安SIM速度調査結果
●2月2日(金)格安SIM速度調査結果
また、記事の速度テストの内容がどんな感じなのかわからないとお試しもできない、という人のために1月19日に公開した第1回目の記事はすべての読者様が全文お読みいただけるようになっています。2週間近く前のデータですが、気になる方はお読みくださいませ。
●1月19日(金)格安SIM速度調査結果
月額料金はどこも同じくらい でも違う部分で圧倒的に金額差がある
毎週末、実際に速度テストをしている私が格安SIM12回線を使い比べてわかった所感などを書き連ねる記事を掲載しています。それがこの記事です。前回は、「割高SIM」の存在について紹介しました。
なぜ、私がASCII倶楽部で格安SIM12回線ものスピードテストを実施しているかというと、純粋に速度が気になったというのが一点、各格安SIM事業者のサイトに実測が記載されていないから契約に踏み切れないというのが一点、実はサブブランド(UQ mobileとY!mobile)に迫る格安SIMがあるのではないかという好奇心が一点など。ちなみに、計測はしていないのですが、私のサブスマホにはもはや懐かしささえおぼえる「FREETEL」のSIMが入っています。速度は遅いです。
しかし、遅いにもかかわらず契約しつづけている理由があります。それは安いから。月額料金は使ったぶんだけ変動する仕組みで、最低299円で利用できます。要するに2台目のスマホが欲しいけど、実際に使うかどうかわからない、そんなワガママな人にぴったりなのです。私も緊急時はFREETEL回線を使うものの、基本的にはWi-Fi環境でしか使っていません。なんといいますか、保険みたいなものです。いざという時に。
そんな余談はさておき、格安SIMをいざ契約する際、大多数の人は「事業者の名前をその業者しかしらない」もしくは「料金プランを比較してみて安い」などで申し込むことになると思います。家電量販店などに実店舗を構えている事業者は本当に強いと思います。今回は後者である「料金プラン」に触れていこうと思います。
まず、覚えていてほしいのが料金プランは基本的にどの事業者も大きくは変わらないということ。音声通話+データ容量3GBプランだと、BIGLOBEモバイルは1600円、LINEモバイルは1680円、mineo(ドコモ回線)は1600円です。およその相場的なものがあり、どの事業者も同じような価格帯のプラン編成です。
それなら「料金プランを比較してみて安い」というのは何かというと、新規契約者を対象としたキャンペーンで安くなることがあるのです。ウェブ広告などが非常に多く露出しているmineoがわかりやすく、現在は契約から6ヵ月間月額基本料金から900円引きという凄まじいキャンペーンを開催しています。ちなみに、mineoはこのキャンペーンを昨年秋(もしかしたら夏? いずれにしても結構前)から名前を変えて同等のキャンペーンを打ち出しています。こうしたキャンペーン中に申し込むことで、非常に安くSIMを運用できるから選ぶ、という人もいるのではないでしょうか。価格帯が同じなのであれば、こうしたキャンペーンで頭一つ抜きん出るというのは、契約しようとする人にとってはありがたいことこの上ないです。
なんだかmineoのステマ記事みたいになってしまいました。決してmineoを紹介したいがために書いているのではないのでご勘弁を。引き合いに出しているだけです。それはさておき、月額料金が同じ程度ということはまずおわかりいただけたかと思います。しかし、格安SIMを契約するにあたって、基本料金は同じくらいでも別の部分で圧倒的に金額差のある要素があることも知っておくべきです。それこそ、大々的に各社のサイトではうたっていませんし、仮に実店舗にいったところでもわざと聞かないと教えてくれないことだとは思います。教えてくれる事業者があれば非常に親切なので、サポートばっちりと判断していいと思います。
この金額差がある存在と、だいたいどれくらいの幅があるのかを事前に知らないと、いざという時に損をする可能性があります。しかも厄介なことに非常に探しづらいところに記載されているケースが多いのです。
この連載の記事
- 第128回 通信速度では劣る格安SIM「楽天モバイル」「LINEモバイル」がワイモバイル、UQモバイルに勝っている点
- 第127回 「1ヵ月で1万円の請求」人気格安SIMに潜む落とし穴
- 第126回 格安SIMの通信速度はUQモバイルとワイモバイルだけが場所を変えても常時速い
- 第125回 格安SIM「楽天モバイル」「LINEモバイル」がワイモバイル、UQモバイルに通信速度以外で勝っている点
- 第124回 格安SIMのデメリットと注意点 速度はワイモバイル、UQモバイルの圧勝だが……
- 第123回 楽天モバイルやワイモバイルなど人気格安SIMには「解約時」に注意点がある
- 第122回 楽天モバイルやワイモバイル、UQモバイルなど人気格安SIMを比較してわかった「割高SIM」の存在
- 第121回 楽天モバイルとmineoが格安SIMで人気の理由 ワイモバイル、UQモバイルに並べるワケ
- 第120回 格安SIMの速度を比較するとUQモバイルとワイモバイルだけが圧倒的に速い
- 第119回 格安SIMの「解約」が面倒だったのは楽天モバイル、ワイモバイル、BIGLOBEモバイルの3回線
- この連載の一覧へ