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みやさとけいすけの工具探検隊 第29回

力を入れずに押し当てるだけ

木材がザクザク削れて気持ちいい!! 京セラの電動彫刻刀「DC-501」を試す

2024年01月29日 18時00分更新

文● 宮里圭介 編集●こーのス

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刃物を取り付けスイッチオン!
押し当てたときだけ振動

 サイズや形は大きめのリューターといった感じ。重量は約556g(ケーブル込み)と重ためですが、片手で十分保持できる範囲なので、そこまで苦労しません。

握る部分で約45mm径と、少し太さがあります

 電源は100VのAC直。バッテリーは搭載していないので、電源ケーブルが届かない範囲では使えません。この点はちょっと残念です。

 ただし、仕様を見るとわかりますが、定格使用時間は「連続」。電動ドリルやリューターと違って、時間に制限がありません。つまり、長時間連続して使われることが想定されているわけです。なるほど、バッテリー残量を気にせず使えるようになっているというのも納得ですね。

 先端の刃物は交換可能で、標準で9mm丸刃、9mm平刃、6.5mm角刃の3種類が付属しています。これ以外にもオプションで替刃が用意されているので、必要に応じて購入するといいでしょう。

丸刃、平刃、角刃の3種類が付属

 刃物の取り付け方は簡単で、まず本体先端のナットを緩めます。そこに刃物を挿し込み、ナットを締めればOK。付属のスパナで締めますが、振動でナットが緩まない程度に締めれば大丈夫です。

先端のナットをスパナで締めます

 あとは電源を入れ、彫りたい木材に刃先を当てるだけ。刃先が押されると先端が振動するようになり、木材がみるみる彫れるという仕組みです。

刃先を木材に押し当てると、力を入れずに彫れます

 イメージ的には、彫刻刀を後ろからハンマーで叩いているようなもの。この叩く動作が電動で行われるため、力を入れなくても彫りすすめるわけです。

 ただし、深く刺さってしまうとそれ以上すすまなくなるのは、手動の時と同じ。そんな時は一度引き抜いて、角度を浅くして再度彫るようにします。

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