ケーブルの被覆をむくのに使う道具は、作業用途によって変わるほか、人によっても結構違います。太めのケーブルを扱う電設なら電工ナイフ、細めのケーブルならニッパーやカッターで済ませてしまう、という人は多いでしょう。電子工作に使うような細いケーブルなら、爪でつまんで引きちぎる、という猛者もいます。
ただし、これらの方法はある程度慣れていないと、ケーブル内部を傷つけてしまう可能性があります。強めに力を入れてしまい内部のケーブルに傷が付く、ヨリ線が何本か切れてしまう、といった失敗はよくあります。
こういった失敗を防ぐには、ワイヤーストリッパーを使うというのが常套手段。径に合った丸穴を選ぶため、ケーブルの被覆にしか切り込みが入りません。つまり、ケーブル内部には傷がつかず、誰でもキレイに被覆がむけるわけです。
しかし裏を返せば、径が合っていなければ使えない、ということでもあります。使えなければ新たに対応するワイヤーストリッパーを購入しなくてはなりませんが……これが意外と高価。使用頻度が高ければ迷いませんが、数回しか使わないだろうとわかっている場合、なかなか購入に踏み切れません。
そこで気になるのが、ケーブル径に合わせ自動で間隔を調整してくれる、エンジニアのマルチワイヤーストリッパー「PAW-01」(実売価格2760円)。0.05〜8平方ミリ(AWG30〜8)までの幅広いケーブルに対応しているのが特徴です。
(次ページ:挟んで握るだけ)
この連載の記事
-
第40回
自作PC
これ1台で世界が変わる、小さくて軽い「レーザー距離計」 -
第39回
自作PC
ホコリの付着対策やタッチ操作の誤作動が予防できる「静電気防止スプレー」、その効果は!? -
第38回
自作PC
工具も材料もガバッと移動する!「スーパーバスケット」がなぜ普通のカゴよりもいいのか -
第37回
自作PC
完成度の高さが一段上! ヘビーに使える理想の工具箱「スーパーボックス SR-450」の魅力 -
第36回
自作PC
強くつかんでも”傷がつかない”極上のプライヤー「SOFT TOUCH Neo」 -
第35回
自作PC
狭い場所でも力強くまわせる! ANEX「ミニスタ72ラチェットドライバー」はひとつあると重宝する -
第34回
自作PC
壁面DIYするならコレ! 便利なシンワの「下地センサーBasic深部・電線探知」を試す -
第33回
自作PC
120個ビットを備えた円柱型ケースの精密ドライバーセットはガバッと開いて探しやすい! -
第32回
自作PC
「はんだトルゾー」でスルーホールのハンダをシュポッと除去するぞー! -
第31回
自作PC
小型スポット溶接機「W04」を使うと一瞬で電池にタブを付けられます -
第30回
自作PC
マルチ測定器は、PC周辺機器としても便利だ! 騒音や風速から照度、温度、湿度まで“1台5役” - この連載の一覧へ