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「CES 2024」 レポート 第39回

iPhoneをBlackBerry化するキーボードケース! CES 2024でガッチリチェック

2024年01月16日 13時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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iPhone

CES 2024で見つけた気になるスマホやスマホグッズ

 CES 2024は右も左も「AI」の展示であふれていたが、スマートフォン関連製品も負けじと様々なものが展示されていた。その中から気になった3つの製品を紹介しよう。

◆iPhoneでキーボード入力ができる「Clicks Creator Keyboard」

 Clicks Creator KeyboardはiPhoneのケース下部に小型のQWERTYキーボードを内蔵した製品だ。その姿は往年のBlackBerryを縦に引き延ばしたようなデザインにも見える。汎用製品ではなくiPhone 14 Pro用、iPhone 15 Pro用、iPhone 15 Pro Max用の3種類が販売される。

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iPhone 15 Pro Max(右)とiPhone 15 Pro(左)に装着したClicks Creator Keyboard

 ケース下部にキーボードがあるため装着時は長くなるが、一体感あるデザインのケースなので実際に装着してみると違和感はあまりない。また、重量バランスが悪いと思うだろうが、両手で持って人差し指で背面側を保持するため、使い勝手は悪くないと感じられた。

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一体感あるデザイン

 Clicks Creator Keyboardはケース内部にLightningまたはUSB-C端子があり、iPhoneとは物理的に接続する。そのためiPhone 14 Pro用のClicks Creator KeyboardにiPhone 13 Proを装着しても使うことはできるが、側面ボタンや背面カメラ部分がフィットしないため、ケースにきちんと装着することはできない。販売されている3機種だけで使えると考えるべきだろう。

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ケース内部のコネクタでiPhoneと接続する

 各キーは小型円形で、ストロークは浅いもののしっかりしたクリック感があるため押しやすい。また、1つのキーを押したときに隣のキーが間違って押し込まれることもなく、1つ1つしっかり押せる。またショートカットキー機能もあり、検索やホームに戻る場合も2つのキーの同時押しで簡単にできる。

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iPhone 14 Pro用をテスト。キーの押し具合は良好だ

 iPhone 14 Pro用とiPhone 15 Pro用は本体サイズはほぼ同等で、内部のコネクターがそれぞれLightningかUSB-Cになっている。一方、iPhone 15 Pro Max用は本体サイズが横に広いこともあり、キーの大きさはPro用よりも若干大きく、キーピッチにも若干余裕がある。

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iPhone 15 Pro Max用(左)のほうがキーサイズが大きい

 両者を比べてみるとPro Max用のほうはキーの高さも高いため、より押しやすいと感じた。もしもiPhoneでキーボード入力を本格的にしたいなら、iPhone 15 Pro Maxを選んだほうがよさそうだ。

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iPhone 15 Pro Max用(左)はキーの高さも高く押しやすい

 iPhone 14 Pro用は139ドル(約2万円)で2024年2月1日に発売される。また、iPhone 15 Pro用は同じく139ドル、iPhone 15 Pro Max用は159ドル(約2万3000円)でこれらは3月以降の発売予定。

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